THERMOS といえば魔法瓶なのですが、今までにない発想でスピーカーを作ってしまいました。
魔法瓶の胴体を途中で切って、その開口部にユニットを取り付けたような構造をしています。

http://www.veclos.jp/?_ga=1.209351508.797707474.1458212026

当初はエンクロージャーの内側が真空になっているのかと思いましたが、それでは振動板は振動することができません。

説明書を読むと普通のスピーカーシステムの箱の素材である木の部分を内側が真空になったステンレスの容器で作ってあるようです。

そうするとスピーカーユニットの後ろの部分には空間があって空気があるわけですが、構造としては密閉型ということのようです。

何がメリットかと言いますと、この「箱」は内部が真空なので外部に音を伝えず、ノイズも発生しないというわけです。
厳密に言えばステンレス素材が振動を伝えるだろうと思いますが、そのくらいのことはメーカーの方でもわかっているはずです。



スタンドとして使えるものが一体となっていて、デスクトップなどにそのまま設置することができます。
モノラル用として一本でも販売され、ペアでステレオ用としても販売されています。
ステレオ用の方には接続ケーブルが付属しています。

口径は 40mm、インピーダンスは 4Ω です。

接続は Bluetooth で、以前よく使った BOSE のスピーカーのような使い方ができます。
仕様には充電時間が記載されていますので、バッテリー駆動もできるようです。




店頭で少し聴いた印象ではクリアで歪みのないサウンドという印象でした。
このサイズでは低音は厳しいかなと思いますが、評価はまずまずのようです。

機会があったら少し聴き込んでみたいと思います。





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