キーを差し込まなくても持っていれば良いというのがスマートキーで、新型PRIUS のがそうです。
今乗っている 20系でもたしかオプションでそういう機能がつけられたと思いますが、今ではこれが標準装備です。
今まで車を降りるときはキーを抜いてポケットに入れればよかったのですが、これからは例えばカバンの中に入れっぱなしでも良いので、降りるときに持って出るのを忘れてしまう可能性があります。
確実なのはポケットベルのケースのようなものに入れてベルトに取り付けておくことですが、探してみてもそうしたものは少なく、カラビナなどでベルト通しに吊り下げるタイプが多いようです。
それ以外ではキーを保護するためのぴったりしたシリコンのケースなどがあります。
メーカーのロゴが入ったキーケースもあるのですが、どれも正規のものではないようです。
それにどれもデザインが似たり寄ったりでセンスも良いとは言えず、持ちたいと思うようなものがありません。
そこで革製品を販売している業者さんに問い合わせてみたところ、オーダーを受けてもらえるとのことだったので、図面を書いて依頼しました。
出来上がりはまだ先なのですが、依頼に際しては今までより大きくなったキーのサイズをメーカーに確認しました。入らないのでは間抜けですし、大きすぎても困ります。
縦が 70mm、横が 42mm、厚みが 16mm とのことでしたので、今使っているものよりだいぶ大きいです。
その業者さんの製品を一つ買ってみました。
キーホルダー、カードケース、小銭入れを兼ねたもので、イタリアンレザーが使われています。
ベジタブルタンニンなめしというその革は発色が良くしなやかです。
使われている金具もしっかりしたもので、細部も丁寧に作られています。
イニシャルなどを入れることができ、革の色、糸の色も選べます。
これをキーケースに使うこともできそうですが、ベルトに取り付けることはできないので、やはり作ってもらうほかなさそうです。
ベルト通しに下げることはできそうですが。
展開図ができているので自分で作れなくもないのですが、接合部の処理が面倒そうなのでプロに頼んでみることにします。
オーダーのための見本が送られてきました。
厚みも調整できるようです。
自分で設計したものならどこにもない一点ものです。
お値段はもちろんそれなりですが、自分の使い方に合わせたものになりますので、手放せないものになるはずです。
考えることも楽しみの一つです。