九十九里町には以前から「いわし博物館」という施設があったのですが、2004年、資料室を燻蒸しようとして燻蒸材に点火した火が室内に溜まった天然ガスに引火して、資料や建物が破損しただけでなく一人が亡くなり、一人が重傷を負いました。

それ以来休館していましたが再開の要望が多く、昨年「海の駅九十九里」がオープンするのに合わせその 1F に「いわし資料館」として新たにオープンしました。



3000匹のいわしが泳ぐ姿を見ることができます。



資料館ではこのような船の模型や往時の漁の様子の写真、実際に使われていた道具などの資料や展示パネルを見ることができます。



いわしはニシンの仲間だそうですが、漁獲高は年によって著しい変動があり、
Wikipedia によればマイワシは 1965年が 9千t、1985年が 3866千t、2005年が 28千t、と波があります。
ここ片貝漁港は銚子漁港、波崎漁港、飯岡漁港に次いで第4位の陸揚げ高(2002年)を誇ります。












パネルによればいわしの取引が隆盛を極めたのは食用のほか綿花の肥料としての需要が大きかったそうです。



入り口の床にはプロジェクターによって映像が投影されています。
全体としてかなりお金がかかっていると思われます。




動きが早くて AF では撮影できません。
見当で置きピンで撮影していますので、いまいちです。



時折口を開けるのはプランクトンを食べているらしいです。




1F の向かって左に資料館はあります。

歴史と伝統、往時の賑わいと盛衰を感じます。





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