先日ゴジラについて触れましたが、考えてみるとまともに観た記憶がありません。
ホテルのテラスに設置されたゴジラヘッドは 1992年の「ゴジラvsモスラ」の造形なのだそうで、観客動員が多かったのがその理由だそうですが、Amazon で評価をみるとあまり褒めたものがありません。
そこでシリーズ最初の記念碑的作品をまず視ようというわけで中古の DVD を買ってみました。
このケースが時代を感じますね。
2001年円谷英二生誕百年記念
というシールが貼ってあります。
昨日から寝る前に少しづつ視ることにしたのですが、いつもの練習場所は本来はミニシアターなのでここで再生して視ることも可能です。
再生設備の利用料がいくらなのか訊いてみないとわかりませんが、割引はないでしょうがそれほど高いものではないのではないかと思います。
映画音楽としての最初の作品は「銀嶺の果て」 (1947年)。
「ゴジラ」のあの印象的な音形について
もともとゴジラのテーマは『ヴァイオリンと管弦楽のための協奏風狂詩曲(ヴァイオリン協奏曲第1番)』の管弦楽トゥッティ部分からの転用であり、この曲におけるリズム細胞の構築の仕方がラヴェルのピアノ協奏曲に良く似ている。「ゴジラのテーマ」の旋律はゴジラ第1作(1954年)より前に、映画の『社長と女店員』(1948年)や『蜘蛛の街』(1950年)でも使用されている。
とあるのは初めて知ってちょっと驚きですね。
「ゴジラ、ゴジラ、」と聞こえますものね。
『管絃楽法』は ベルリオーズ/R.シュトラウスや H.マンシーニ、R.コルサコフなどが書いていますが、伊福部さんも書いています。
『管絃楽法・上巻』音楽之友社、1953年
『管絃楽法・上巻補遺』音楽之友社、1968年
『管絃楽法・下巻』音楽之友社、1968年
たいてい自分の作品を作例として使っていますので知っている作品が載っていると理解の助けになりますね。
「ゴジラ」のスコアも今度見てみようかなあとちょっと考えています。
この DVD、伊福部さんへのインタビューが収録されているのも興味深いですね。
明日は母の通院の日なので朝の更新はお休みします。