伊万里ですが、古伊万里というほど古いものではありません。




一面瑠璃に彩られ、金彩だけで飾られた珍しい器です。





文様は唐草と鳳凰です。





セーヴルの青のようにムラなくどこまでも深く装う青でなく、浅い青から深い青までのグラデーションが美しく、古い器ですが金彩も損なわれず光沢もきれいな状態を保っています。



目を奪われる鮮やかさですが、買いやすいお値段です。

伊万里というのは昔積み出しが行われた港の名前で、コーヒーに於けるブラジルサントスやモカと同じです。


清水焼も一つには括れないほど多様ですが、この伊万里を見ると伊万里もそうなのかもしれないと思えます。




 


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