ヴェルディの歌劇『椿姫』の原作はデュマ・フィスですが、実体験を元にしているようです。
作曲当時のヴェルディも三児の未婚の母を後妻に迎えていたそうで、そうした境遇から劇に感激したのかもしれません。

原題は "La Dame aux camelias" (椿の花の貴婦人)だそうですが、オペラの原題は "La traviata"(道を踏み外した女、堕落した女)になりました。
Wikipedia によると初演ではヒロインを体格が役のイメージに合わない歌手が演じたために失敗だったそうです。
役が役なのでヒロインが最後は死んでしまうという台本にすることによって受け入れられたそうです。


椿はアジサイと同じように日本原産の植物ですが、小説を読んでいないのでなぜヒロインが「椿」と呼ばれたのかは分かりませんが、椿を見ているとうまく言えませんが日本を感じます。




「姫」なら princess でしょうが、lady と呼んだのは一種の皮肉なのかもしれませんね。




我が家の姫たちはピンクが優勢です。




葉に守られた様子もピンクという色も明るい部分の輝きと表に出ない部分の奥深さとがまさに姫のようです。




最近椿を撮る事が増えました。
家の回りを囲む垣根が椿でたくさん咲くからか以前はあまり注目していませんでした。




しかし撮ってみると特にピンクの色の美しさに目を奪われてしまいました。




バラとは科が違うのですが、この柔らかで繊細な花弁は同じ色のバラを思わせるものがあります。




種類もバラほどではないでしょうが相当多く愛好家も多いのではないでしょうか。







小振りのハクモクレンです。
先週のうちに多くが開いてしまったようで、傷んだものが目立ちます。




真っ白ではなくアイボリーです。




花弁の付け根に紫の筋が入ります。




名前を教えていただいたヒマラヤユキノシタです。
もうそろそろ終りになりそうです。




梅はまだですがスモモが咲きました。
これはバラ科ですね。




実はたくさん付くのですが、放置しているのでやがて成長し過ぎて割れてしまったりします。




毛虫がたくさん付きます。
梅はそうでもないのですがなぜなのでしょうね。