しばらくぶりのオーディオの話題です。

まず SP盤用の針ですが、次のサイトに結構ありました。
http://shop.jico.co.jp/sp/


SP盤を再生して mp3 に変換している機材を紹介している人のサイトがありました。
http://www.geocities.jp/marcelmoyse/SPSP.html

SP盤用のイコライザを扱っているサイトがありました。
http://www.soundbox.co.jp/mozart.html




Accuphase は以前の社名はケンソニックと言いました。
Audio Tuner の KENWOOD ともとは兄弟の会社ですね。KENWOOD はもと TRIO と言いました。

憧れでした。






カタログを撮影しています。
この C-280 は国産では最高でしたね。stereo sound 誌のリファレンスでした。
Accuphase ユーザーになったのは次のモデルの C-280L からでした。

YAMAHA の C-2 や C-2a も人気がありましたね。

この頃は Tuner や TAPE と並んで Phono 入力がありました。
高級機には二つあったりします。
カートリッジは MC と MM の二つに大別されていました。
それぞれ発電方式が違い、MC は Moving Coil、MM は Moving Magnet の略で、MC は針にコイルが取り付けられカートリッジ本体にマグネット、MM は針にマグネットが取り付けられカートリッジ本体にコイルがあります。
針がレコードの溝に従って動くと MC はマグネットで作られた磁界の中をコイルが動き、MM はコイルの中をマグネットが動いて電流が発生します。
それを増幅してオーディオ信号として取り出すわけです。
MC の方が軽いので繊細な再生音が得られますが、出力が小さいのでヘッドアンプやステップアップトランスなど出力を増幅する装置が必要です。

どちらの方式でもイコライザーと呼ばれる装置(アンプ)が必要です。

SP盤の時代は回転数も一応 78rpm と決められてはいたものの、結構ズレがあったようです。
イコライジングに関しては上記のサイトにもありますが、 LP盤も初期の頃はレーベルによって違いがあり、最終的には RIAA (Recording Industry Association of America:アメリカレコード協会)と呼ばれる特性に統一されました。
アンプの Phono 入力にはこの特性のイコライザが内蔵されています。

LP盤は平らな円盤に刻まれた溝を針がトレースして信号に変換する事は誰でもご存知だと思いますが、ダイナミックレンジの広い(大きい音と小さい音の差が大きい)生の音をそのままあの細い溝に刻む事はできません。
フルオーケストラの ff は非常に大きな音で振幅が大きく、フルートなどの音の小さな楽器の pp は非常に小さな音なので振幅が小さいです。
また低い音は周波数が低くて音圧が高く高い音は周波数が高くて音圧が低いのは誰でも知っていますが、通常ステレオの再生で求められる 20Hz〜20kHz の範囲に限っても 1,000倍の幅があります。
これをリニアに溝に刻む事はできないので低音は減衰させ、高音は逆に強調して溝を刻みます。
再生時はそれと逆の事を行います。
この時に使われる特性が RIAA 特性(カーブ)と呼ばれます。

SP盤用の針は高くないものの、イコライザが必要なようですね。
ううむ、道楽の世界ですねえ。


1枚目の写真は以前掲載したものですが、我が家のスピーカーシステム、B&W の Nautilus800 です。
プリアンプは mark levinson の No.326S、パワーアンプは FM Acousutics の FM611x です。

ここ数年、座ってじっくり聴く時間が撮れないのが残念です。