先日書店に立ち寄ったところこんな本が目に入りました。
普段は特に通貨に関心があるわけではないので目にしても意識に上らないのですが、種類の分からない古銭が手許にある今、目に飛び込んできたというわけです。
早速調べてみましたが、すぐには分かりません。
はっきり分かっている「元」の文字を手がかりに丹念に探してみたら、ほぼこれだと思われるものがありました。
名称:元祐通宝(篆)
素材:銅
年代:北宋 元祐元年
西暦:1086
渡来銭と区分されています。
言わば外国通貨ですが、日本で鋳造をやめて以来寛文10年(1670年)に使用が禁止されるまで国内の通貨として使用されたそうです。