オーディオユニオンから DM が来たので行ってみました。
HG中古館の在庫は店頭価格の 5% off で、配送料無料です。

最近ご無沙汰しているので最新のコンポーネントには暗いのですが、往年の名機等があるとつい見てしまいます。

写真は STUDER の名機 D-730 です。
2台ありました。

定価 120万円ちょっとだったのですが、年数が経過している割には値段が下がりません。
プロ機なので耐久性には不安はありません。

当時は PHILIPS の LHH-2000 も大変人気がありましたが、そちらはあまり姿を見ません。




コンポーネントではありませんが、名品と言ってもいいかもしれない EKORNES のチェアです。
http://www.ekornes.jp/jp/stressless/stressless_recliners/
これが実に座り心地がいいのです。
オットマンも付いていて、私が買った当時は同じ個体の革を使っているというのがウリの一つでした。




TEAC の高級ブランド ESOTERIC の SACDトランスポートや D/Aコンバーターなどです。
上から4段目の右側に見えるのは電源ユニットです。

トランスポートのメカニズムはこれが一番優れていると思います。

http://www.esoteric.jp/products/esoteric/sacdt/index.html




お目当てはこちら、以前取り上げましたマスタークロックジェネレーター、 G-0s です。
現在は後継機種が出ていますが、ルビジウムによるもの(G-0Rb)と高精度水晶によるもの(G-03X)に分かれています。
http://www.teac.co.jp/audio/hiend/masterclock/index.html
G-0s は切り替えて使うことができます。




このクラスになりますと高音がどうの低音がどうのというレベルではありません。
ずいぶん前に初めて Wadia の一体型 CD プレーヤーを聴いたとき、それを思い知らされました。
モーツァルトのクラリネット協奏曲を試聴しましたが、お腹に力を入れた様子が分かる、と言ったら感じを想像していただけるでしょうか。

日本の製品と海外製品で一番違うのはこうした点です。
概ね海外の製品の方が音楽が聴こえると言えると思います。




TEAC のテープレコーダーは定評がありました。
カセットの時代になっても C-1 という製品を出して頑張っていましたね。
マニアには Nakamichi が人気でしたが、再生も Nakamichi でないとベストのサウンドは聴けませんでした。
一般には SONY が人気だったと思います。
ロジックコントロールを採用したのも SONY が早かったと思います。

その頃は YAMAHA が良い製品をたくさん出していました。
アンプの C-2、B-2 のシリーズやスピーカーの NS-1000M (使っていました)は評価が高かったですね。
YAMAHA はデザインがいいのも魅力でした。
カセットデッキの K-1a などは飾っておくだけでもいいと言われていました。

カセットテープも TDK からアルミダイキャストを使用した MA-R という製品が出ていましたね。

レコードプレーヤーは最初は SONY のフルオート機に DENON の DL-103s というカートリッジを付けて使っていましたが、あるときアームを変えてみようと思い立ちました。
でもそのクラスのプレーヤーはアームを交換できないのです。
そこで Technics の SP-10 mkII のターンテーブルに SAEC の WE-308SX というアームを付けました。

聞き慣れたレコードを再生したとき、唖然としました。
こんなにも違うものか、と。
カートリッジは同じなのに。

思えばその時がオーディオの凄さを感じた最初だったのかもしれません。

昔話を始めるときりがないのでこの辺にします。