最近フィルムカメラを使ってみようという人が増えているそうです。
そんな中、2年くらい前にレンズ付きフィルムの元祖「写ルンです」の特別バージョンが限定発売されたようです。
「写ルンです SIMPLE ACE」に FUJIFILM のプレミアムコンパクトカメラ ”CLASSE W” そっくりのカバーとなんとショルダーストラップがセットになっています。
うまいこと考えましたね。
ストラップ付きというのがさすがです。
これが Amazon では今も販売されていて、お値段がなんと2万円越え(先日出ていた商品。今見ると 17,800円)です。
でもこれ、もうフィルムの有効期限が切れているんですよね。
まあ新しい「写ルンです」は 1,280円くらいで買えるんですが。
こちらは以前よく買った革小物です。
以前は千葉そごう 9F の革楽屋さんで買ったのですが、たまたま駅に出店されていました。
今回は思わずカメラを。
ライカみたいなのと一眼レフみたいなのです。
会社は船橋なのだそうです。
こちらはカメラです。
カメラ店で売っています。
ピンホールカメラです。
なんとペーパークラフトです。
なるほどレンズはいらないですものね。
これは確かに三脚がないと厳しそうですね。
人や車がいない写真が撮れるかもしれません。
こちらは OM-1 を買った中古カメラ店で。
使いたいこともありますが新品は高いしなあと思っていたら、ほとんど使っていないと思われるものがありました。
花を撮るときだけでなくブツ撮りでも使えます。
こちらは只今公開中の映画を元にした小説です。
木村伊兵衛写真賞を受賞された浅写真家田政志さんのストーリーが元になっています。
ノベライズはあまり出来の良いものがないのでいつもなら手に取ることはないのですが、帯の写真が目に止まりました。
写真の Nikon FE は浅田さんがお父さんから贈られたカメラ(と同じモデル)です。
浅田さんは撮りためた15枚の家族写真を持って上京し、写真の仕事をしながら出版社への売り込みを続けますが、尽く断られます。
あるとき開いた個展を見た一人の小出版社の編集者が出しましょうと言ってくれましたが、出版は実現したものの「そんなに売れるとは思わなかったけれどこんなに売れないとも思わなかった」という結果になり、写真集は書店でも平積みから棚に移され、やがて表紙も破れたものが棚の隅にあるという状態になります。
そうしたある日、出版社に一本の電話が入ります。
編集者が思わず叫び声を上げたそれは授賞の知らせでした。
すごいですね。
処女写真集で木村伊兵衛写真賞。
写真学校では授業に出ないことが多くなってこのままでは卒業できないと言われ、卒業制作で優秀なものを提出することという条件を出されます。
どんなのを撮れば良いかと悩む浅田さんに
一生にあと一枚しか撮れないとしたら
どんな写真を撮るかというヒントが出されます。
なんだかジョブズのスピーチを思い出しますね。
そして撮った家族の写真は学長賞をもらい、めでたく卒業が叶います。
本には実際の写真が何枚も収録されています。
着眼点が素晴らしいですが、なかなかできるものではないですね。
感性がなければ撮れませんし、感性だけでも撮れません。
なんだかベストセラーになった小説が当初どこでも出してもらえなかったものだったという話みたいです。
「赤毛のアン」もそうでした。
出版してくれた編集者は売れない現実を目の当たりにしても「良いモノは良い」と言います。
良い話ですね。
途中で折れてしまっても不思議ではないですのにね。
本にはその後浅田さんが仕事として撮り続けた家族写真が収録されています。
これを見るために買っても良い本です。