以前から行ってみろと勧められていたお店なのですが、なかなか足が向かなかったところ先日そこの商品をいただきまして、食べてみたところとても美味しくてびっくりしたので行ってみることにしました。








千葉市若葉区にある「菊園」(御菓子司 麻布 菊園)です。


 









HP によれば


 先代菊園店主は、加賀百万石の城下より身をおこし、大正・昭和の御代を通じ宮中に於いて和菓子を以って御奉仕してまいりました。


 宮中御儀式及び両陛下宮様方御日常の御菓子をはじめ宮中の秘菓名菓を誠心込めて謹製し、昭和三十年、長い宮中奉仕の大任を終えました。


 その際、菊の園生の愈々栄えまさんことを願い、故 入江相政侍従長より『菊園』との屋号を戴き、現在に至ります。


とのことで、天皇陛下をはじめとする宮中の方々や外国からの賓客も口にしたかもしれないお菓子が並べられています。










こちらが御進物用の箱入り「わらび餅」です。








平成22年に千葉市推奨土産品にされたとのことです。


 


 








八切づつ二つの箱に入っています。


 


 






こちらは “ご自宅用” の10切入りですが、御進物用も同じように紙箱の中に直接入れられてきな粉に埋もれています。


 







いつもの磁器でなく陶器のお皿に盛ってみました。














わらび餅というと白いものと普通は思うでしょうが、実はわらび餅の原料のわらび粉には二種類あって、さつまいもなどの澱粉が主体の普通のわらび粉とわらびの根から採ったものだけを使った “本わらび粉” だそうで、本わらび粉は灰色をしていてそれで作るとこのような色になるのだそうです。


 


片栗粉も代用になるそうです。








材料はわらび粉と砂糖と水。


それにきな粉などあるいは黒蜜。








冷やすのは冷蔵庫ではなくて氷を敷いたバットなどでゆっくりと。


 


保存も冷蔵庫ですと濁りが出てくるそうです。








こちらの商品も要冷蔵で、賞味期限は二日となっています。


保存料不使用です。


これからの季節は持ち歩くのも心配になりますが、今くらいの気温ですと直射日光を避けて車でも暖房を強くしなければ大丈夫だとのことでした。




できれば保冷バッグなどを用意するといいですね。








これは絶品です。


宅配便で送ることも難しいので近隣の人でないとなかなか食べられませんが、これは死ぬまでに一度は食べないと後悔すると思います。












入江相政日記〈第1巻〉



  • 作者: 入江 相政

  • 出版社/メーカー: 朝日新聞社

  • 発売日: 1990/04

  • メディア: 単行本








陛下側近として五十年



  • 作者: 入江 相政

  • 出版社/メーカー: 講談社

  • 発売日: 1986/04

  • メディア: ハードカバー








侍従長のひとりごと (講談社文庫)



  • 作者: 入江 相政

  • 出版社/メーカー: 講談社

  • 発売日: 1985/12

  • メディア: 文庫





 


元号が変わる今年、この名品を味わいながら杉田時代に想いをはせるのも良いかもしれません。