先月 NHK のニュースで取り上げられていたのを聞いて初めて知りましたが、市原市に地質学的に貴重で重要な場所があるというのです。


 



養老川沿いの市原市田淵という場所ですが、市原市といっても千葉寄りではなくて大多喜町に近いあたりです。














田淵会館というこの場所に車を駐めることができます。










目的の場所まで 500m ほど歩きます。








1926年、京都帝国大学(現在の京都大学)教授の松山基範が、兵庫県の玄武洞の岩石が、逆向きに磁化されていることを発見した。松山はその後、国内外36か所で火成岩の磁気の調査を行い、他にも逆向きに磁化された岩石を発見した。松山は1929年、地磁気逆転の可能性を示す論文を発表した。当時の常識に反する考え方だったため、当初の評判はよくなかった。その後、古地磁気学が盛んになり、年代測定の技術も進歩した。その結果地磁気が逆転を繰り返していることがはっきりしてきた。

1964年には、アメリカの研究グループが地磁気極性の年代表を発表した。このとき、アラン・コックス(英語版)は2つの「逆磁極期」(反対は「正磁極期」)のうちの1つに、松山の名前を選んだ。

Wikipedia より)






GSSP に申請したというのが NHK のニュースの内容でした。



イタリアも二ヶ所を申請している(世界では市原市を含めて三ヶ所のみ)そうですが、地磁気の反転を発見したのが日本人ですから、日本が登録されてほしいものです。
















途中までは舗装されています。


途中に民家もあります。








この先は山道を下ります。


















下に養老川が見えてきます。


 






下りたところです。


 







川底は平らで今日は水量は多くありません。








長靴を履いて行きましたので川に入ってみます。




下流方向です。


 







上流方向です。







日本野鳥の会のものが良さそうでした。


一回り大きなサイズがお勧めで、インソールは必須です。








水は冷たく、この程度の水深でも結構水圧を感じます。


膝丈の半分くらいでもあれば歩くのも困難になるというのもわかります。










両岸と同じく川底も溶岩が固まったものですね。








露出している断層のほぼ全貌です。










間近で見られるのはこの左上です。










地層の下側が赤、上が緑、中間が黄色です。












足場が悪いので一歩づつ踏みしめながら上がります。










下を見ます。










Byk-E は “ビャク イー” と読むそうです。














望遠も持っていったので撮りづらい場所も大きく撮れます。








開放で撮るとまたちょっと違います。










養老川の流れは穏やかですが、水藻が生えたところは滑りやすいので気をつけなければなりません。








湿度は高いです。








河原らしいものはありません。
















カニが死んでいました。


アユなどもいて釣りができるそうです。


亀もいるとか。








アメンボウも蚊もいます。


















掴まらないと危ないです。




















このあと養老川の下流 上流 の方に向かいます。