宮城県の物産展とくれば大橋堂さんです。




尺八のような形です。

エボナイトに漆塗りですが、この仕上げは「玉虫塗り」と言いましたか、下地に銀を使っているそうで、最後の一本だそうです。

車のメタリック塗装のような感じですね。

この技法は許可を得て使ったものだそうで、どこかに保存していたものを今回持ってきたとのことでした。




極細にしてもらいました。




エボナイトは天然ゴムと硫黄でできていて、タイヤメーカーのグッドイヤーが偶然作り出したものだそうです。


Wikipedia によれば黒檀(エボニー)に似ているからエボナイトというそうで、楽器のマウスピースのほか、パイプの吸い口、そしてボウリングのボールで私たちにはおなじみです。


プラスチックと違って天然樹脂に分類されるそうです。




後ろにキャップを取り付けることができる構造になっていますが、キャップを取り付けないで描きやすいバランスになるように作られていて、確かにキャップを後ろに取り付けるとバランスが悪いです。

 



前回は楽譜用のペン先をオーダーしましたが、漢字を書くにも役立っています。

今回はたまたまそのオーダーしたものを手がけた職人さんがいらしていて、一目見てお分かりになりました。


お話ではその後一本注文があったとか。



書き味は申し分ありません。


極細は試し書きした時はさすがにやや硬い感じでしたが、すぐ調整していただけて、良好なしなり感のある書き味になりました。


機会がありましたら是非お試しになってみてください。





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