船橋にお店があったときほど頻繁には行けないのですが、大きなイヴェントの時は顔を出します。

 

 

 

今回も素晴らしいものが揃っていましたが、お店のお薦めは KPM Berlin の Rocaille(ロカイユ)です。

現代物は白がお馴染みですが、華麗な絵付が施されています。

 

 

 

一番の魅力は「ロココ調{岩 貝殻装飾}」と呼ばれるその形です。

 

 

 

一点一点絵柄が異なるのはもちろんですが、色合いも微妙に異なりますし、焼きあがった磁肌の状態も異なります。

 

 

 

こちらはアンティークのマイセンです。

1800年代後半の作品だそうで、手の込んだアップリケが素晴らしいです。

 

カップが斜めですが、カメラが傾いているのではありません。

 

 

 

ソーサーの裏には6本の脚があり、カップの裏も同様です。

 

 

 

忘れな草がテーマです。

 

 

 

根っ子を表しているようですね。

 

遊び心と言いますか、まあ、上流階級の余裕なのでしょうね。

 

素晴らしいアートは極貧の中からも生まれますが、そうした階級が所有していた富からも生まれます。

 

現代のお金持ちは所謂成金や一代で富を築いた人たちが多い(もちろん全部ではないげ)のかなあと漠然と思います。

何代も重ねられて文化や教養や趣味の良さという裏付けがなくてはコレクションがあったとしても "良い" コレクションとは言えないかもしれませんね。

 

良い作品が生み出されるためにはパトロンが必要なのです。

 

 

 


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