実物を見なければわからない:陶板画 [KPM]
KPM(Königliche Porzellan-Manufaktur Berlin)の陶板画は今までも何度か触れていますが、先日訪れた(株)創美さんでは名品展などで素晴らしいものを見ることができます。
一枚目は人気のある絵柄ですが、「プシュケ」または「水辺のプシュケ」と呼ばれる作品で W.クレイ(Wilhelm Kray ((GERMAN,1828--1889)))の原画を基にしています。
原題では Psyche with Buttefly となっている場合もあります。
大きさが異なるものを含めて何種類も出回っているようですが、手描きですので仕上がりはそれぞれ異なります。
ここに見られるものは良い出来だと思いますが、お腹周りなどちょっと曖昧かなと思える点もあります。
人気があるだけにお値段はかなりのものですが、実際に現物を目にする機会はほとんどないと思います。
こちらでは実際のオークションの様子を見ることができます。
こちらはまだオリジナルは調べていませんが、かなり大きな作品「オダリスク」です。
アングルの有名な「グランド・オダリスク」を連想しますが、印象はまるで違います。
この写真ではよくわからないと思いますが、このイヤリングが最もピントの合った描写になっていて、顔の部分はほんのわずかピントを外したような描写になっています。
スフマートを思わせる描写はこれが陶板の上に描かれたものであるとはにわかには信じ難いほどです。
新しく KPM のカテゴリーを設け、今までの記事をまとめましたので是非ご覧になってみてください。
こんにちは!
一枚目の陶板画がとてもいいですね!
by Take-Zee (2017-10-13 11:13)
Take-Zee さん、こんばんは。
これは人気があります。
陶板画は油絵より保管に気を使う必要がないので良いです。
ただ、出来の良いものはとても高価です。
私たちはただ眺めるだけですね。
by センニン (2017-10-13 21:25)