戯曲を読み終わりましたが、なかなか良いです。
若い娘であるヴィヴェットがフレデリに寄せる思いなど、「カルメン」のミカエラを思わせるものがありますし、第三幕 第三景の母親の台詞など、いつの世も変わらない母の子を思う気持が胸を打ちます。
ドーデーが耳にした、実際にあった事件をもとにしているそうです。
こうなると舞台も観てみたいと思うのは当然の成り行きです。
しかし探してみると全くありません。
検索中にバレエも引っかかりましたが、発売予定だったものが見つかったものの、それも中止になったままのようで、今のところお手上げです。
パリ・オペラ座のローラン・プティ振付のものが一度 TV で放送されたらしいのですが、DVD にはなっていません。
またローザンヌ国際バレエコンクールが 1992年に 20周年を迎えたとのことでその記念ガラ・コンサートが DVD 化されて 2012年に発売される予定だったようですが、これは発売中止になっています。
Youtube には動画があったようですが、著作権侵害の申し立てがあったそうで、これも現在視る事ができません。
文庫のあとがきには(昭和33年ですが)本国で上演三千回を超えているという記述があったのですが、現在はどうなのでしょうか。
舞台よりはどうやらバレエの方が上演の機会が多いようなのですが、今のところ情報がありません。
観ることができる機会があったらどちらであっても都合をつけて鑑賞してみたいと思います。