おなじみのレザークラフトのお店で鹿の角を取り寄せてもらいました。




根元のあたりです。ゴツゴツと立派な凹凸があります。




下から二番目の又の辺りです。
この凹凸も鹿の角の特徴の一つなのでしょう。

鹿の角はナイフの柄や拳銃の銃把などに使われますね。
日本刀などを飾る台として使われているのを見た事があるような気がします。
これをどうするのかという事はまだ詳しく書けませんが、形ができたらまた記事として取り上げます。



取り寄せてもらう前にいろいろ調べて知らなかった事をいろいろ知る事ができました。
まず、角を販売している業者がいくつかあること。
頭蓋骨に二本の角が付いたままの形でも販売していること。
意外だったのは鹿の角は骨ではないという事です。
初めは頭に袋状のこぶのようなものができ、それがだんだん大きくなります。
中には血管も通っているのだそうですが、大きくなると血流が止まり、やがてカルシウムなどが沈着して骨のように硬くなり、表皮が剥がれて角が顔を出すのだそうです。
水牛の角が骨でなく毛の固まりである事は知っていましたが、これは知りませんでした。

そういえば好きな写真家である星野道夫さんのムース(アラスカのヘラジカ)の写真には何やらゴミのようなものがだらんとぶら下がった角が写っていました。
あれはたぶん剥がれた表皮なのでしょう。
すると鹿の仲間の角はみんなこうしてできるのかもしれません。

なんて不思議なんでしょう。

あ、人の爪も骨ではなくて皮膚が変化したものだそうではありませんか。
感心してしまいますね。