残されたものを整理していたら、小さな財布が出てきました。
中には古い効果がいくつか入っています。
鳳凰や稲穂が刻まれた古い百円硬貨や穴の開いていない五円硬貨など、見覚えがあります。
古い硬貨を集めたのだろうと思って何気なく仕切られた部分を覗くと、驚いたことに見覚えのない古い紙幣が折り畳まれて入っていました。
まずは千円紙幣。
見覚えがあるような気がしないでもありません。
こちらは拾圓紙幣。
初めて見ました。
さてこれは壹圓紙幣。
"壱圓" でなくて "壹圓" です。
これも初めて見ます。
こちらは別の拾圓紙幣。
どちらが古いのか分かりません。
もちろんこれも初めてです。
五圓紙幣です。
相当古そうです。
状態が良ければ高く売れそうですねぇ。
こちらは硬貨です。
いずれも見覚えがあります。
百円硬貨です。
鳳凰と稲穂がデザインされています。
五十円と五円の硬貨です。
やはり見覚えがありますが、子供の頃、穴のない五円硬貨はもう少なかったですね。
五十円硬貨はこんなに大きかったのです。やはり穴がありませんね。
これらの他にも伊藤博文の千円紙幣や五百円紙幣がありました。
百円紙幣はありませんでしたが、たしか私は持っていたように思います。
このほか各種記念硬貨もありました。
もちろん10万円金貨も。
マニアではなかったはずですが、少しづつ残していたのですね。
物がなかった時代に育ったのです。
新しい衣類を買っても、古いものがきられなくなるまでは使わないのです。
みすぼらしく見えても、使えるものを捨てることができなかったのです。
父と私は顔がよく似ているそうです。
私も物が捨てられません。
こんなところも似たのでしょう。