梔子、山梔子とも書きます


 


ジンチョウゲ、キンモクセイと並ぶ三大香木と呼ばれるそうです。







 


今までこれを八重のクチナシと書いていましたが、一重のくちなしとは別のオオヤエクチナシという名前がつけられているようです。



 

 



 



 


中国のクチナシがヨーロッパにわたって改良された園芸品種で、セイヨウヤエザキクチナシとも呼ばれるそうです。



 

 





 



 


過去の記事に遡って写真を使っていますのでだんだん蕾になります。



 

 



 



 


こちらは一重。


 



 


 



 



 


 


 


 


クチナシの名前の起源ははっきりしないようですが、この実が熟しても割けないので “口” がないというのでこう呼ばれたとも言われています。


 


日本ではこの花を“未婚の女性”に贈ると「結婚のクチが無い(クチナシ)」と受け取られ、ゲンが悪いという言い伝えもあるようではありますが、多くは良い意味に捉えられているようです。




アメリカでは、男性が女性をダンスパーティーに誘う時、クチナシの花を贈るとされています。


 


贈られた女性は花を胸元に飾るとか。


 


花言葉は色々あるようですが、上記のエピソードから


 「私は幸せ」「この上なく幸福」「とても幸せ」「幸せを運ぶ」「喜びを運ぶ」


など。


白い色などから


 「洗練」「優雅」「夢中」「清潔」


の意味もあるようです。


Wikipedia には


 「胸に秘めた愛」


というのも載っています。口がない=物言わぬ というところからでしょうか。


 


 


果実にはカロチノイドの一種・クロシンが含まれ、乾燥させた果実は古くから黄色の着色料として用いられた。


 


また、同様に黄色の色素であるゲニピンは米糠に含まれるアミノ酸と化学反応を起こして発酵させることによって青色の着色料にもなる。


 


これは繊維を染める他、食品にも用いられ、サツマイモや栗、和菓子、たくあんなどを黄色若しくは青色[5]に染めるのに用いられる。


 


大分県の郷土料理・黄飯も色づけと香りづけにクチナシの実が利用される。


 


クロシンはサフランの色素の成分でもある。


 


乾燥処理したクチナシの果実は、山梔子(さんしし)または梔子(しし)とも称され、日本薬局方にも収録された生薬の一つである。


 


煎じて黄疸などに用いられる。黄連解毒湯、竜胆瀉肝湯、温清飲、五淋散などの漢方方剤に使われる。


(Wikipedia)