動物公園駅側のソメイヨシノも少しほころんでいます。
今度の金曜あたりは本当に見頃になりそうです。

昨夜は朧月夜でした。
菜の花もちらほら咲いているこんな春の宵に歌のような朧月夜は詩的で良いですね。

なま暖かい春の宵のイメージは梶井基次郎の「桜の樹の下には」に象徴されるように思います。
戦時中の「同期の桜」の歌のように、咲く時から散り際をイメージさせる花でもあります。

動物公園駅脇の水路の向こう側に一本辛夷らしき木があって、水路沿いの明かりを受けてぼうっと白く浮かび上がっています。近づいてみればもう花は盛りを過ぎて少し傷んでいるようですが、夜目にはまだきれいです。




何か人智を超えたものがふと現れるようなそんな雰囲気を感じるのもこんな春の宵です。