『恋は水色』大ヒットの物語:ポール・モーリア [好きな歌]
イージーリスニングが全盛だったのはもうずいぶん前の事になってしまいましたが、あまり関心のない方でもポール・モーリアと彼のアレンジした「恋は水色」を知らない人は少ないでしょう。
ラブサウンズとも呼ばれた音楽は巷に溢れ、新しい楽団もずいぶん出現しましたが、今残っているのはどのくらいあるのでしょう。
ポール・モーリアやレイモン・ルフェーブルを筆頭とするフランスのオーケストラが老舗で人気もあり、最盛期が過ぎても新譜が出ていましたね。
そうした音楽の担い手たちの録音は店頭に並んでもオーケストラやそのリーダーについて書かれた本は意外に見る事ができませんが、しばらく前に山野楽器の店頭で見つけたのが写真の本です。
知らない人はいないだろうと思われる彼のアレンジになる「恋は水色」誕生のエピソードについても触れられています。
作詞ピエール・クール、作曲アンドレ・ポップによるこの曲は 1967年4月、ウィーンで行われる「ユーロビジョン・ソング・コンテスト」のエントリー曲として書かれました。
この時優勝したのはポール・モーリアも録音している「恋のあやつり人形」で、「恋は水色」は4位でした。
これらのコンテスト入賞曲はポール・モーリアやレイモン・ルフェーブルがアルバムに収めていました。Philips レーベルでの五枚目となるポールのアルバムの中に「恋は水色」も収められました。
この年にアメリカでもアルバムが発売されましたが、ミネソタのラジオ局でこの曲がオンエアされたのが人気に火が付くきっかけとなりました。
1968年の1月初め『キャッシュ・ボックス』誌と『ビルボード』誌に99位で初登場し、2月10日に1位となってから6週間(7週間という話も)その座に留まりました。トップの座を明け渡したのはビートルズの「ヘイ・ジュード」にで、「ヘイ・ジュード」は10週間トップの座にありました。
ポール自身の言葉によればこの曲のアレンジには特別な事はしていない(いつも最善を尽くしている)が、そんなにヒットするだろうとは思っていなかったものの、この曲は大好きでコンテストで優勝できなかった事はとても残念だったとの事です。
録音の時、殆ど終りかけた時に前奏にクラブサン(チェンバロ)を入れる事を思いついたのだそうです。当初は前奏部分(間奏にもでしょうか?)は違っていたのですね。
私が初めてこのアレンジを聴いたのはいつだったのか憶えていませんが、中学生頃だったのではないかと思います。とても気に入ったのでオリジナルのレコードも買いました。
オリジナルを歌った(コンテストに出場した)のはヴィッキー=レアンドロスというギリシャ人の歌手でしたが、レコードにもヴィッキーとだけ印刷されていたように思います。
その動画がありました。私も視るのは初めてです。
歌は記憶にあるそのままです。
今でも通用しそうな感じですね。
どこの番組でか、森口博子さんがフランス語で歌っています。
歌詞が画面に出ます。
オリジナルはアレンジも録音も振り付けも時代を感じさせます。
歌はともかく、このままでは世界的なヒットになる事はなかったでしょう。
当時のポール・モーリアのオリジナルの演奏です。
こちらも同じ頃のものですが、画質と音質は劣ります。
http://www.youtube.com/watch?v=4sbtZK9558Q&feature=related
こちらはもう少し新しいものですが、BS2 の文字が画面に見えます。
「涙のトッカータ」もどうぞ。こちらも BS2 の文字が見えます。
ちょっとテンポが速めです。
こちらはヒット当時と思われる映像で、ゆっくり目のテンポです。
ポール自身がピアノを弾いています。
NHK で放送されたらしい映像です。
最も新しい録画と思われるもので「カーニバルの朝(黒いオルフェ)」を。
私が一番よく聴いたのは "Reflection 18" と名付けられたいろいろなアーティストのシリーズの中の1枚でした。
スティービー・ワンダーの「サンシャイン」も入っていましたが、この曲はどういう訳か再録される事が少ないです。著作権の問題でもあるのでしょうか?
ディスコブームの時にリリースされたアルバム『ラヴ・イズ・スティル・ブルー(恋は水色 '77)』もよく聴きました。ついでは来生たかおのアルバム「ラビリンス」ですね。
忘れられないのは 金子由香利さんの「再会」を収めた盤ですね。この曲もあまり他には収録されていないようです。
映画音楽を集めたアルバムの「ゴッドファーザー」「ロミオとジュリエット」もとても好きなアレンジです。
オリジナル曲では「蒼いノクターン」が最高傑作でしょう。
先日映画『ある愛の詩』を取り上げた時 YouTube でこれらの動画を視てしまったのでとても懐かしく思い、取り上げずにはいられませんでした。
愛しのニャンコに百万本のバラを [好きな歌]
今日の読売新聞によれば『百万本のバラ』のロシア語版の作詞者アンドレイ・ボズネセンスキーさんが1日に亡くなったそうです。
Wikipedia によればこの曲は 1981年に発表されたラトビアの歌(作詞:レオンス・ブリアディス、作曲:ライモンズ・パウルス)ですが、日本でおなじみの詞の元になったロシア語版は 1982年に発表されています。
日本語版は最も良く知られている加藤登紀子さんの訳詞と歌唱によって 1987年に発表されています。
百万本のバラなんて現実離れしていて見当もつかないスケールですが、仮に1本千円だとすると、1,000,000,000円です。これ、一瞬で読める方がどれくらいいらっしゃるかわかりませんが、漢字で書くと10億円です。一本五百円としても5億円ですね。
ううむ、バラよりお金の方が良かったりして...。
さて餌やり禁止と貼り紙がされて以来あまりニャンコの姿を見かけなくなってしまいましたが、たまに一匹くらい見る事があります。
この二枚は今日のお昼の写真です。
賢そうで美人です。
バラをあげたいですが、バラより食べ物の方が喜ばれそうです。
こちらは26日の夕方です。
今まで見たことがないニャンコです。
なんだか「食べ物持っていませんか?」と目が訴えているように見えてしまいます。
あの仔ニャンコはどうしているでしょうか。
とても気になります。
PPM の "M" が失われました [好きな歌]
素晴らしい声が失われました。
先日の日曜日の朝、久しぶりに PPM の「500マイル」を聴きました。
今日こんなニュースを読むとは思いませんでした。
彼女の歌声はもう CD でしか聴けないのですね。
モーツァルトの未発表曲演奏 [好きな歌]
http://music-1000.blog.so-net.ne.jp/2009-01-24
3日月曜日の日経新聞には表記のような記事が掲載されました。
こちらはピアノ作品で、7、8才頃の作品だそうです。
曲は協奏曲と前奏曲で、モーツァルトの協奏曲としては最古になるそうです。
父のレオポルトがモーツァルトの姉のために編集した曲集(モーツァルトの最初期の作品も含まれている)の中から見つかったそうで、筆跡は父のものだが作風からモーツァルトのものとされたそうです。
2日にオーストリアでモーツァルトが使っていたピアノで演奏されたそうです。
いずれ CD や楽譜も出るでしょうね。
たまたまですが、先週モーツァルトのヴァイオリン(またはフルート)ソナタ集の楽譜を注文しました。
K.13 へ長調 が目的です。
この曲は大分前の映画『ある愛の詩』で使われていました。
演奏会のシーンで、この他には J.S.Bach のチェンバロ協奏曲も使われていました。
もっと長生きしたらどうだっただろうかと思わずにはいられません。
静かに今年を送る:フォーレのレクイエム [好きな歌]
あまりに変わっているので条件の良いときに撮り直してみました。
渦状になっています。
小さな部分を拡大すると大きなものと同じ形をしています。
フラクタルを連想してしまいます。
さてもう今年もあと数時間で終わりです。
今年は大きな変化がありました。
いつもは第九でも聴きながらのほほんと送る年の暮れですが、今年は静かにレクイエムを聴きながら過ごします。
死者のためのミサ曲、モーツァルトやヴェルディ、ブラームスなど名曲がたくさんあります。
モーツァルトのレクイエムが一番好きなのですが、これについては書きたい材料がたくさんありますので別の機会に取り上げることにします。
今日はフォーレ。
写真の盤はミシェル・コルボが初めて録音したフォーレのレクイエムで、ボーイソプラノを起用していることで知られています。
長らくカタログから消えていたのですが、しばらく前に再発売になりました。
コルボ自身もこれ以後はボーイソプラノを起用していませんが、清らかさは良いが難がないわけではないと言われたボーイソプラノをなぜ起用したのか謎でした。
再発売されたこの盤ではコルボ自身が録音当時の事情について語った内容が収録されているとあったので、既に持っているのですが買ってみました。
それによりますと、コルボの合唱指揮の師であったおじのアンドレ・コルボが亡くなったとき、彼が計画していたフォーレのレクイエムの演奏会の計画を引き継ぎ、その合唱団であったサン・ピエール=オ=リアン・ド・ビュル聖歌隊を指揮したそうですが、ソプラノのソリストもその聖歌隊から選んだそうです。
メンバーも親しい人の死を身近に経験して、その演奏は非常に感動的であったと言っています。
そのときソリストを務めたアラン・クレマンは録音後10日ほどで声変わりしてしまったそうです。
フォーレ自身がボーイソプラノを指定したわけではないそうですが、五つある版のうち二つ目ではボーイソプラノの指定があるそうです。
コルボの考えではフォーレは「少年のような」声を想定していたに違いないとか。
その後のコルボの組織したローザンヌ声楽アンサンブルとの録音でも少年のような澄んだ声と心の歌手を選んでいるそうです。
今でもあの時の高揚感は特別であったそうです。
そんな特別なソプラノで聴く「ピエ・イエズス」、一度聴いてみる価値はあります。
今年は読んでくださる方がだいぶ増えました。
その日の出来事を綴るだけではそれで終わってしまいます。
いつもというわけには行きませんが、訪れてくださった方に何か持ち帰っていただけるような記事を心がけたいと思って更新を続けて来ました。
来年がどんな年になるか予想がつきません。
近年は考えられないような悲しい出来事も現実に起こっています。
以前勤務していたことのある東金市でも理解できない事件が起こってしまいました。
来年は丑年。
ネズミに先を越されてもいいですから実直に歩みを進める年であって欲しいと思います。
喪中に付き新年のご挨拶ができません。
皆様にとって来年が良い年でありますようにお祈り致します。
竹内まりや:"Expressions" [好きな歌]
クラシック以外の CD を買う事はそれほど多くはなく、予約して発売日に買うのも稀な事です。
でもこれは例外的な一枚です。
今日発売の新譜を予約購入しました。
現在のレーベル MOON 以前のレーベル時代の曲も収められているのが今までにない点です。
一枚目の清涼飲料水の CM 曲「ドリーム・オブ・ユー」や化粧品の CM 曲「不思議なピーチパイ」、「象牙海岸」、「September」などが代表曲でしょうか。
二枚目以降は「駅」「告白」「恋の嵐」「シングル・アゲイン」「純愛ラプソディ」などリクエストの多い曲が収められています。NHK の番組「SONGS」で評判になった「人生の扉」も収められています。
4枚目はボーナスCDで、オリジナルカラオケ 10曲が収められています。
ファンは買うしかないでしょう。
ところで今月は 10月、旧暦の10月は「神無月」ですね。
ところが全国で一つだけそう呼ばない県があるそうです。
彼女の出身県、出雲大社のある島根県です。
「神有月」とか「神在月」と呼ばれるとか。
島根県の皆さん、本当ですか?
「鳥刺し」って何?:パパゲーノのアリア [好きな歌]
先に出てくるのが「私は鳥刺し」、後に出てくるのが「パ・パ・パ」。いずれも良く知られています。
同じオペラの中ですからエピソードには関連があるわけで、一つの歌だけに注目していると解釈を誤ってしまう可能性があります。
写真は『魔笛』に関する本としてはしばしば言及される『魔笛 秘教オペラ』(ジャック・シャイエ 高橋英郎/藤井康生 訳 白水社)です。
奥付には 1978年10月20日二刷 と印刷されています。ずいぶん前に古本で入手したように思います。
口絵にはフリーメイスンの徽章を付けたモーツァルトの絵など貴重な資料が数多く収録されています。
読み返してみようと本棚から取り出したのですが、入手した時は読み通していなかった事を思い出しました。
先日取り上げたパパゲーノのアリアに関する箇所を開いてみましたが、興味深い記述がありました。
P.305 からそれに関する記述が始まるのですが、P.306 に次のような譜例が掲載されています。
これは民謡の旋律で 「1580年にスカンデッロのコラールのなかで宗教的編曲として現れた」とあります。
民謡の旋律だったのですね。
このほかにも 1782年、1786年にも民謡の旋律としてあるいは歌曲集の中に写し取られた例が見られるそうです。
この本の中であのアリアは「娘っ子か可愛い女房」と訳されています。「可愛い」に相当する単語はないのですが、これは多分コメントでご指摘いただきました "〜chen" のニュアンスを出すための表現だろうと思います。なるほど。
1580年にはまだモーツァルトは生まれていませんし、1782年、1786年も『魔笛』が作曲される前です。
こうした既知の旋律を取り入れる事の狙いについてもこの本の中では説明されていて大変興味深いのですが、ここでは割愛します。
さて「私は鳥刺し」ですが、そもそも「鳥刺し」とは何でしょうか。
鳥を捕まえて売る商売なのだそうです。動物園や図鑑などもないだろう時代には珍しいものは貴重だったはずです。
きれいな声で鳴く鳥、美しい羽根を持った鳥などは珍重されたのかもしれません。
鳥刺しのパパゲーノが登場するとき、このアリアを歌います。
ドイツ語が分からない私の頭ではアリア全部を訳していたら寿命が尽きてしまいますので、既にご紹介しました『最新・オペラ名アリア選集』の海老澤氏の訳を頼ります。
それによりますと
パパゲーノは国中で知らないものがない腕の良い鳥刺しで、
鳥を捕まえるように "かわいこちゃん" をたくさん捕まえたいと願っているのさ。
捕まえたらみんな閉じ込めておいて、
中でも一番かわいい子を特に大事にしてあげよう。
大事にしたらその子がその気になって "かあちゃん" になってくれたらいいんだがなぁ。
というような内容です。
現代の世相に照らしますと捕まえて閉じ込めておくなんて穏やかでありませんが、「鳥はいくらでも捕まえられるのにかわいこちゃんはひとりも捕まらない」という事を表現しているのであって、実際に監禁しようとしてるわけではないでしょう。
先日の記事であのアリアのタイトルのいくつかをご紹介しましたが、「〜があれば」と「〜がほしい」ではニュアンスが微妙に異なります。
この歌を受けて既に触れましたアリアがあるわけなので、そのタイトルのニュアンスも「〜があれば」という憧れのようなものというより「〜がほしい」という願望と受け取れるようにも思います。
こちらのアリアに話を戻しますと、海老澤氏は訳の中で一人称 ich を「おれ」と訳されています。
タイトルは「わたし」ですが、「おいら」と訳したものを見たような記憶があります。
この曲の愛聴盤はベーム/ベルリ・フィルでフィーッシャー=ディースカウがパパゲーノを歌った盤ですが、フィッシャー=ディースカウの歌唱は「うますぎる」と言われています。
上手い事が悪いというわけではないのですが、パパゲーノという人物は高尚高潔な人物というよりは野卑で粗野と言った方が近いので、そうしたイメージとかけ離れているというのです。
ところで「ヒェン」で頭に浮かぶのはシューベルトの「糸を紡ぐグレートヒェン」です。
女の子の名前であろう事は見当がつきますが、辞書に当たってみます。
すると Grete (Margarete の短縮形) の愛称、と説明があります。
ほ〜、そうだったのですか。
英語ならマーガレットで、愛称はマギーとなるのでしょう。
"グレートヒェン"。"グレートちゃん" も変ですねえ。英語風に呼ぶなら "マーちゃん" か "グーちゃん" でしょうか。
どちらもしっくりしないので、グレートヒェンと呼ぶほかないのでしょうね。
大人のためのアルバム;来生たかお [好きな歌]
久しぶりのこのテーマです。
オリジナルアルバム「白いラビリンス(迷い)」。
暑い時期に聴くアルバムではないかもしれませんが,写真を整理していたら出てきましたので。
ずっと愛聴盤です。
プロデュース・アレンジはしばらく前に亡くなったポール・モーリアです。
クレジットにはありませんが,演奏も大部分はポール・モーリア楽団のメンバーでしょう。
ピアノは日本人の方が弾いていらっしゃるようです。
ジャケットデザインは横尾忠則氏です。
来生たかおと言えば "Goodbye Day" が永遠の名曲で,「この歌を歌うために生まれてきた」とも言われるほどです。
自身で再録もしています。
このバルバムは全編オリジナルなので "Goodbye Day" は入っていませんが,聴くほどに心に沁みる曲ばかりです。
'84年の作品ですが残念ながら現在は廃盤です。
以前はビデオやレーザーディスク(ポール・モーリアと共演)も出ていましたが,こちらも当然廃盤です。
Amazon でもずいぶん高値がついていますが,ネットオークションにもたまに出品されますので、お探しの方はチェックしてみてはいかがでしょうか。
永遠の名作:『虹の楽園』 [好きな歌]
先日虹の写真を撮ることができました。
だからというわけではないのですが、発売当初に購入して以来ずっと愛聴盤である CD がこれです。
クラシックではなく、敢えて言えばフュージョンでしょうか。
クルセイダーズというグループのキーボード、ジョー・サンプルの初リーダーアルバムにして最高傑作です。
アルバムの冒頭はタイトル曲の「虹の楽園」ですが、最も好きなのはやはり4曲目の「メロディーズ・オブ・ラヴ」です。
たまたま必要があって調べましたら、この曲、今年のピティナピアノコンペティションの課題曲になっています。
楽譜を取り寄せてみましたが、かなり簡単にアレンジされています。私には弾けませんが。
- アーティスト: ジョー・サンプル, スティックス・フーパー, ロバート・ポップス・ポップウエル, シド・シャープ, ガーネット・ブラウン, アーニー・ワッツ, ポウリーニョ・ダ・コスタ, ディーン・パークス, デヴィッド・T・ウォーカー, レイ・パーカーJr.
- 出版社/メーカー: ユニバーサル ミュージック クラシック
- 発売日: 2003/04/23
- メディア: CD
1978年のリリース、当時 3,500円でした。
大人の音楽です。
藤井香織さんの最新作を聴く [好きな歌]
ジャケットのイメージも一新した藤井香織さんの最新作は夏のイメージが強い仕上がりで、ボサノヴァです。
- アーティスト: 藤井香織, ベンジャミン・ラピダス, グレッグ・グラスマン, ハーヴィー・S., ウィリアム“ビーヴァー”バウシュ, ローマン・ディアス, オネル・ムレット
- 出版社/メーカー: ビクターエンタテインメント
- 発売日: 2007/05/23
- メディア: CD
アレンジも録音も超優秀、もちろん演奏もです。
こういうアレンジは日本人には無理なんでしょうね。魂の問題ですね。
一番好きなのは「カーニヴァルの朝」(映画『黒いオルフェ』より)です。
この映画、ご存知の方も多いと思いますが、以前取り上げたグルックの『オルフェオとエウリディーチェ』と同じ題材をもとにしています。
こうした伝説は世界各地にあって、日本でも「古事記」に登場するいざなぎ、いざなみの物語としておなじみですね。
タイトル曲「イパネマの娘」を始めとして、「デサフィナード」「マシュ・ケ・ナダ」「ウェイヴ」などおなじみの名曲が満載です。
『THE FLUTE』最新号にも記事がありますね。
楽器は YAMAHA のゴールドをお使いだそうです。
最初に聴いたこの『アリア』で上手いなという印象を植え付けられました。
- アーティスト: 藤井香織, スターク(ブルース), バッハ, ベヴァン(アンディー), ハーディ(クリストファー)
- 出版社/メーカー: ビクターエンタテインメント
- 発売日: 2000/07/26
- メディア: CD