満開は過ぎた:泉自然公園 [花、植物]
NHK の夕方の番組では東京は散り始めたと言っていましたが泉自然公園はまだ満開としていました。
たまたま今日は昼前から行ったのですが、もう半分近くは散ったかなという印象でした。
アオキの若葉が新鮮です。
イチリンソウもニリンソウもあります。
これはニリンソウですがイチリンソウの方がずっと大きいです。
ホトケノザとよく似ているヒメオドリコソウです。
マムシグサは見られずウラシマソウがとてもたくさんありました。
カタクリはもう見頃は過ぎています。
数は多いですが全般に小さめです。
スミレもあちこちにあります。
ヤマブキの黄色が鮮やかです。
一箇所だけミズバショウが見られる場所があります。
ナツトウダイという植物です。
イチリンソウの群生です。
泉自然公園は
名前の通りあまり人工物はなく自然を満喫できます。
桜の名所100選に選ばれています。
広い芝生が気持ちいいです。
ヤマザクラやオオシマザクラもあります。
やや雲が多めでした。
レジャーシートを広げる家族連れも多く見られました。
ペットを連れた人は少ないです。
たくさん散っています。
シモクレンがありました。
濃い色の品種です。
我が家にも欲しいです。
ミヤマツツジでしょうか。
野草園にはシャガもありました。
イカリソウです。
クマガイソウが蕾を持っていました。
駐車場近くで蛇を見ました。
逃げ足が速いです。
休憩コーナーの近くにチューリップがありました。
誰かが植えたのでしょうか?
シャクナゲがきれいです。
我が家のと似ていますが、大部分が白です。
ムスカリも多いです。
いよいよ気持ちの良い季節になります。
戯曲『アルルの女』 [本]
10年前に一度読んだのですが、最近ある演奏会のプログラムで紹介していたあらすじがちょっと違うように思えたので読み直してみました。
そのときの記事は
劇音楽はこちらで取り上げています。
今回岩波文庫の旧版を入手しました。
前回は新版でした。
櫻田さんの訳は中学生の頃読んだ短編集『風車小屋だより』で馴染みがあります。
他の訳者のものもあります(手元の旺文社文庫は 大久保和郎 さん)が、櫻田さんの訳がいいなあと思います。
岩波文庫はもう絶版で、Amazon ではとんでもない価格で売っていたりします。
登場人物は原作と戯曲では少し違いがあります。
短編小説では
主人公ジャン
父親エステーヴ親方
母親(名前が触れられていない)
訪れる男(名前が触れられていない)
戯曲では
主人公フレデリ
フレデリの祖父フランセ・ママイ(父親は15年前に他界している)
母親はローズ・ママイ
訪れてくる男は馬の番人ミチフィオ
その他に
フレデリの弟ジャネ(大部分で「ばか」と呼ばれている。白痴と説明があるが今でいう知恵おくれか?)
使用人で羊飼いのバルタザール
フレデリの伯父マルク(母親の兄。船乗り)
フレデリに想いを寄せるヴィヴェット(ルノーばあさんの孫)
ヴィヴェットの祖母ルノーばあさん
その他
となっています。
戯曲の方の大筋は
大きな農家の若者フレデリ(20歳)は3ヶ月前にアルルの闘牛場で知り合ったアルルの女と結婚したいと言い出し、祖父と母親、周囲の人たちは困っている。
母親はアルルにいる兄マルクに相手がどんな人物か見極めてくれるように頼む。
訪れてきたヴィヴェットはフレデリが結婚するらしいと聞き心中悲しむが表には出さない。
(でもみんなはこの子と一緒になってくれればと思っている)
母親の兄のマルクはアルルの女の家を訪ねるが酒を振る舞われてすっかり「いい人たちだ」と評価してしまうので、家族はやむをえず結婚を認めようかという話になる。
フレデリは晴れやかな顔。
そんなときミチフィオという男が祖父を訪ねてきて
「お孫さんが結婚しようとしている相手は俺の情婦だったが、お孫さんと知り合ってからは女の家族からも疎まれている。
でも今更他の男に嫁げると思っているのか。
証拠の手紙もある。
他の男には渡したくない」
と言う。
皆は衝撃を受け、手紙を預かってフレデリを説得する。
その後フレデリは思いを絶ったかのように振る舞う。
ヴィヴェットはフレデリの弟にも背中を押されてフレデリに探りを入れるが、ひどい事を言われて傷つきこの地を去ることにする。
フレデリはずっと表情が死んだよう。
フレデリが諦めきれていないことは母親は気づいている。
このままでは悪い事が起こるに違いないと思いフレデリに結婚を許すと告げる。
祖父は恥じ入って下を向く。
フレデリは内心喜ぶがみんなが絶望的な暗い顔をしているのを見て、あんな女は貰わないと言い出す。
そこにヴィヴェットが登場するとフレデリは「この子のような人がいいんです」と言い、ヴィヴェットに結婚を申し出る。
ヴィヴェットは涙する。
第三幕
聖エロアの祭りの日。家の前庭。
婚約の祝いやお祭りで場には喜びが溢れる。
皆が帰った頃ミチフィオが再び現れ、
「アルルの女のところに泊まってきた。どうしても諦めきれないからあの女を攫って逃げる」
と告げる。
それを聞いてしまったフレデリは
ミチフィオを殺し、アルルの女も殺す。一人では死なないぞ。
と言い出すが皆で止める。
遠くではお祭りのファランドールが聞こえる。
その晩。部屋の前。
母親は心配するがフレデリはあの男の顔を見て興奮しただけだと言うが、母親は勘づいている。
寝室の近くに寝るように弟に言いつけ、自分もフレデリの部屋の様子を窺っていたが静かになったので眠る。
しかしフレデリは明け方、ミチフィオがアルルの女を連れて逃げていく様子を見たように思い込み、発作的に蚕室のある上の階に駆け上がる。
母親が気づいて後を追うが、フレデリは扉にかんぬきをかけてしまう。
そして窓が開く音がし、重いものが落ちたような音がする。
こんな感じですが、『風車小屋だより』の方は男が登場するのも一度だけなどシンプルな筋書きでページ数も少ないです。
どちらにも ”アルルの女” は登場しません。
訳者の前書きによれば
作者がアルルに近いフォンヴィエイユの村に滞在中実際に起こった事件だそうです。
短編集として発表したのちヴォードヴィル座に依頼されて書かれました。
音楽はビゼー。初演は成功とは言えなかったそうですが、13年後にオデオン座で再演されて評価されました。
この本の出版(昭和16年)時点で2,500回以上上演されているそうです。
Wikipedia にもありますが、文字数が少ないのであまりよくわからないと思います。
散り始めた桜 [花、植物]
昨日の撮影です。
今日も昨日も気持の良い一日でした。
練習場所の近くの桜は見事に咲いていますが、もう散り始めています。
千鳥ヶ淵だったら見事でしょうね。
空は青いです。
電線が写らないようにします。
向こう側は従宅地なのでこれもなるべく写らないようにします。
千鳥ヶ淵でもこんなふうに斜面に沿って伸びている枝がありました。
結構散っていますが、まだ半分以上残っています。
アップでも撮ってみます。
あまり絞ると平板になるので開け気味で。
今年はこれで撮り納めかもしれません。
金光院の桜 [花、植物]
昨日の午後です。
千葉市若葉区の金光院(こんこういん)というお寺で、去年初めて訪れました。
四街道市にある福星寺というお寺の枝垂れ桜がよく知られていますが、元はこちらにあったものから分けたと説明がありました。
家康がここで休んだと伝わっていて、残されたものが所蔵されています。
四街道に行った桜の親に当たるものは既にないようですが、この桜もかなりの古木です。
かなり枝を張り出しています。
今日は別のところで撮りましたが、もう散り始めていて、地面はずいぶんピンクになっていました。
雨が降らなければもう少し長く楽しめるのでしょうが、思ったよりは散っていません。
春はほんと、桜ですね。
ニリンソウが咲いた [花、植物]
過ごしやすい一日でした。
桜が気になりましたが、まだ十分見られますね。
昨日の朝の続きです。
先週は蕾らしきものが一つ見えただけでしたが、咲いていました。
咲き始めはみんないい状態です。
真上から撮ってみます。
この周囲にもたくさんあります。
椿はまだまだ勢いがあります。
これは乙女椿ですが、多くが落ちずにそのまま茶色くなるのにこれは普通の椿のように付け根から落ちます。
性質が混じっているのかもしれません。
内側が明るくて外側が濃い色の品種です。
派手ですけれどいいです。
これもいいですね。
月光椿。
外側がほとんど雄蕊の姿です。
これは雄蕊の姿をしているものがほとんどありません。
白い役の周囲に黄色い花粉と思われるものが付着しています。
多分雄蕊が開いてこのような姿になるのだと思います。
赤一色の花弁に斑が入るものもあります。
白の部分に少し赤が入るものもあります。
グラデーションです。
花弁が窄まったような形をしています。
これも好きです。
強い感じの品種でたくさん花がつきます。
地面にもたくさん落ちています。
枇杷に身ができているようでした。
ドウダンツツジも咲いていました。
今年は良い状態が見られたこの品種ですが、もうきれいなものは少なくなっていました。
我が家のヒヤシンスはこの色が主流です。
八重の枝垂れ桜です。
とても色が濃いです。
シジミバナです。
面白い形です。
枝垂れ桜の花弁が引っかかっていました。
筋のような模様があります。
タイツリソウが咲き始めたようです。
まだ小さいです。
週末には開いているでしょう。
春蘭は目立たないところで咲きます。
スズランももうすぐ葉が出るでしょう。
当分の間たくさんの花が楽しめそうです。
共箱の結び方 [アート]
我が家には古いものがいくつかあります。
と言っても先祖伝来というわけではないのですが。
西洋アンティークではなくて日本の美術品、特に柿右衛門を代表とする焼物はこのような木製の箱に入っているものが少なくありません。
作品が作られた時に一緒に誂えられたものは友箱と言いますが、そこに作品名や作者の名前が書かれています。
これを箱書きと言います。
聞くところによりますと箱書きは作者が書くわけではなくて箱書き専門の方がいらっしゃるそうです。
『〇〇鑑定団』のような番組でも問題になることがあるのではないかと思うのですが、箱があって箱書きもきちんとしているとしても作品が真正なものだという根拠にはなりません。
箱書きがないものに箱書きをするなどということもありますし、あろうことか作者が自分の作ったものかどうか見分けがつかないなどということもあるとかないとか。
それはさておき、これらの箱を結んでいる紐(箱紐。真田紐)には決まった結び方があります。
四方左掛けというそうです。
これは日常生活で使うものではないので素人にはよく分かりません。
教えてもらっても憶えられません。
そういうわけで今回中身の写真を撮る必要ができたので紐を解くことになったので iPhone で写真を撮っておきました。
それを逆に並べると結ぶときの手順がわかります。
まず箱の裏から左の角に逆L字型になるように掛けたところに右から紐の端を持ってきて上から通します。
次に下からもう一方の端を持ってきて先ほど通した紐の上から下を潜って右に通します。
右に通したものを持ち上げて折り、その折り目を左にやります。
次に下に通したものを同じように折って上に持っていき、先ほどの折り目と結びます。
こう書いていてもまだよくわかっていないのですが。
出来上がり
...ってこれは解く前の状態です。
きれいじゃありませんね。
誰が結んだんでしょう?
...私が見様見真似でやったんでしたっけ?
おさらいしておきます。
中身は十二代柿右衛門さんの柿形香合と呼ばれる作品です。
お茶の道具で、お香を入れて席の間を回すものだそうです。
下記の形をしたものは他の作家さんも作っていますが、大きさといい形といい色といい柿右衛門さんが一番ですね。
柿の形の大きな航路もありますが、実物の柿よりかなり大きいです。
この香合が可愛らしくて良いです。
細かい雨の朝 [花、植物]
降っていないなと思いましたら撮影中に霧雨になりました。
なんとか撮影できる程度でしたのでいつもの通り撮影しました。
これから水仙が本格的に咲き始めます。
みんな水滴を纏っています。
ハナニラは繁殖力が強いそうですが、我が家ではまだ邪魔になるほどには増えていません。
朝日が差さないとみんな下を向いています。
クリスマスローズはもうピークを過ぎたようです。
シャクナゲが咲きそうです。
来週は見られるでしょう。
これも傷みやすいので雨や風が強くならなければいいですが。
我が家でもスノーフレークが咲きました。
瑞々しくていいですね。
椿は相変わらずいろいろな種類が咲いています。
北向きの垣根でも勢いが良いです。
芝桜も勢いを増しています。
淡い色の品種も咲きました。
昔はこれと白の二種類だけだったように思うのですが、
今はこの大きめの色の濃い品種が優勢です。
チューリップに蕾ができています。
来週は見られるでしょう。
サヤエンドウも花を咲かせています。
二番手のカタクリはもう日中は咲いているようです。
もう何回か開いたような様子です。
三番手が控えています。
ここも何本もまとまって生えます。
ダイオウグミにも花がつきました。
クマガイソウの葉が顔を出しました。
これも来週は花が見られるでしょう。
昨日と同じで肌寒い陽気の一日のようです。
まだ上着はクリーニングに出せませんね。
イチゴも高い [花、植物]
用事があって山武市(旧成東町)に行ったので直売所でイチゴを買ってきました。
高くなってますね。
A4 の紙より小さい箱(500g)で 1,600円です。
大きい箱(1kg?)は 3,000円でした。
並んでいたのは主に とちおとめ でした。
上に載っているやや細長い二つはおまけしてくれた別の品種です。
いい色です。
ツヤツヤ。
本当に美味しそうです。
料金が書いてありませんが、多分高くなっているでしょう。
こちらでは制限時間は 40分です。
帰りに粉桜さんで一服です。
山桜が咲いていました。
山武市(旧成東町)の山武市歴史民俗資料館で "青い目の人形" が展示されているとニュースで報じられていたので行ってみました。
成東小学校に贈られた人形は戦争中の命令に背いて「人形に罪はない」と考えた女性教諭によって隠され、当時の姿のまま今まで伝えられているそうです。
展示を見るとパスポートが作られ、そこには名前まで書かれていたので名前までわかっています。
日本からはお返しに市松人形が贈られたとのことで、ある時それらが再会するイヴェントも行われたことがあるそうです。
館内は撮影禁止でしたので写真はありません。
展示は明日までです。
ご存知の方も多いと思いますが、資料館の隣には歌人伊藤左千夫の成果が保存されています。
資料館の主な展示物も伊藤左千夫関連です。
その中に「野菊の墓」のコミックがあったので買ってみました。
まあまあ忠実に再現されています。
この小説は広く知られていますが、参照されたと思われる作品があることは以前触れました。
それでも文学というのはストーリーだけに価値があるのではありません。
伊藤左千夫の手になってこその名作だと思います。
大抵の女子はこの小説を知っていて「民さんは野菊のような人だ」「僕は野菊が大好きだ」というセリフを知っています。
今読んでも古くないなと思います。
このコミックでさえ読むと涙ぐんでしまいます。
帰り道、前にフェラーリがいました。
モデルは分かりませんが、音がうるさかったです。
明日の朝は7時頃には雨になるらしいので十分撮影できるかどうか分かりません。
ハクモクレンやシデコブシはほとんど散ってしまいました。
ムスカリが見頃:千葉公園 [花、植物]
予定通り見に行ってみましたが、まさに見頃でした。
向こうでは桜も見頃です。
柵が作られてその中で群生していますが、外にも少しあります。
近づいて撮ると疎らに見えてしまうので工夫します。
柵がどうしても入ってしまいます。
もっと広大な群生ならいいのですが。
でも知っている人は少ないのか、ほとんど誰も撮りに来ていません。
これだと柵があまり目立ちませんが切株が気になりますね。
こうすると柵は見えませんが手前が疎らになります。
ここまでは広角ズームです。
今度はマクロで。
こう撮るとずいぶん賑やかに見えます。
柵もそれほど目立たないでしょうか。
親子の図です。
桜も入れてみます。
こんなのがありました。
よく土止めの水抜き穴から生えている植物を見ることがありますが、これは顔を出そうとしたところに柵があったのでしょう。
自分だけなんか違うと戸惑っているかもしれません。
鳥が折ったのでしょうか。
桜も少し撮ります。
道路側の垣根は馬酔木です。
丈が低いですね。
手入れがされているのでしょう。
今年も見られてよかったです。
明日は朝から雨の予報です。
朝は更新できないかもしれません。
久しぶりの千葉市都市緑化植物園 [花、植物]
千葉市都市緑化植物園には緑の相談員というスタッフが常駐しています。
見るところシニアのボランティアではないかと思うのですが、とにかく一般の人が相談できるので月光椿のことを訊いてみようと思って行ってみました。
しかし結果から言いますと欲しかった情報は得られませんでした。
植物図鑑なども備えられているのですが、この日の相談員さんは月光椿(卜伴椿)のことはよくご存知ないようでした。
せっかくなので園内を少し回りましたが、建物の中にこんな展示がありました。
葉書の語源というのが面白いですね。
実際にこちらに送られてきたハガキだそうです。
お絵描きができます。
ここでもさまざまな椿が咲いています。
これは我が家では見ない品種です。
名札がなかったので品種は分かりません。
個体によって違いがありますね。
音質前にはハイビスカスがありました。
この椿は初めて見ました。
大阿蘇という品種です。
春日野。
ボケですね。
雪柳。
よく見る真っ白な品種です。
バイカシモツケです。
紫木蓮が鮮やかでした。
シデコブシ。
我が家のとは違いがあります。
スノーフレーク。
スノードロップと間違われる場合があります。
猫柳。
水の流れが作られています。
ヒカゲツツジだそうです。
石楠花に似ています。
平日なので人は少ないです。
もうムスカリの時期なのですね。
我が家ではまだです。
明日行く予定の場所近くに群生があります。
咲いているかどうか様子を見ようと思います。