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『建物探検セミナー』補遺:ホキ美術館 [アート]

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土曜の記事の続きですので、ご覧にならなかった方はそちらをまずご覧ください。




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単純な疑問ですが、会社名が「ホギメディカル」で美術館は「ホキ美術館」。

なぜ表記が違うのだろうと思いましたが、セミナーの場で質問することではないので調べてみました。

 

会社の発行するPDF(2012年10月、中期経営計画)に記載された代表取締役の 保木 潤一 氏の英語表記が Jun-ichi Hoki ですので、個人の名字は ホキ と発音するのだということがわかりました。

会社名の英語表記は HOGY MEDICAL CO.,LTD. です。



会社名と事業内容の変遷は次の通りです。

1961年 保木記録紙販売株式会社設立 医療用記録紙販売開始

1970年 株式会社ホギに商号変更

1972年 医療用不織布製品販売開始

1987年 株式会社ホギメディカルに商号変更

 

なお、この美術館を (株)日建設計 が手がけたのは本社ビル(東京都港区)を同社が設計した(施工は 清水建設(株))というご縁かららしいです。

 

今回の講師の鈴木氏は本社の設計には携わっていらっしゃらなかったとのことです。




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この床については前回の記事で触れましたが、鋼板の筐体なのでゴルフ場でカートが走る道に使われるゴム素材を使用して足への負担と足音の軽減が図られています。

しかし説明を聞く前に歩いた印象ではアクセスフロアのような感じでした。

確かにフローリングなどの上よりはずっと静かなのですが、上げ底になっていて下にケーブルなどを通すアクセスフロアの上を歩いているような感触がありました。

 

階段の踊り場の一部が広くとられていてその背後の壁は比較的反射があってはるか向こうの反対側の壁は比較的反射が抑えられています。

これはギャラリトークなどを行う場所として考えられていて、オープニングの時には弦楽三重奏の演奏も行われたとのことでしたが、確かに壁の距離は近いので響きはあります。

しかしいわゆる鳴き竜のようなフラッターエコーはありません。



天井の LED 照明と並んで目立たない大きさの空調の吸込口兼排煙のための口が設けられ、煙感知器もあります。

緊急放送などのためのスピーカーもありますが、説明されなければわからないように設置されています。

これらは全て鑑賞を妨げないようにとの配慮からです。

 

スピーカーについては規格に定められていないものは使えないのだそうですが、鈴木氏の説明によれば(納得できるように説明してもらえばというようなニュアンスであったので)開口部の面積の合計が〇〇で合計□□などという説明を強引に行って認めてもらったとのことでした。

関係するお役所もこの計画は認めたいけれども法規に抵触するようなものは許可できないけれども、というような考えであるようです。

行政も石頭ではないようです。




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天井の LED は 2700K と 3000K のものを使っているそうですが、写真の世界では色温度は 5000K か 5500K くらいなのでこれはちょっと意外でした。

見た目は数値から考えるほどは赤みを帯びてはいません。

 

この点もセミナー終了後鈴木氏に訊いてみましたが、明確な回答はありませんでした。

ただ、開館から10年経つのでやや赤みを帯びてきてはいるというお話でした。



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