写真展 オードリー・ヘプバーン @そごう千葉店 [写真]
写真とカメラが大きな趣味の一つなので本来であれば今年使い始めた FUJIFLM X-T3 と XF 8 -16mm を取り上げるところですが、今日鑑てきた写真展を取り上げることにします。
昨年出版された写真集による展示で、会場で販売されている写真集には展示されている写真が(多分全部)収録されています。キャンプションもほぼそのままです。
フォトスポットが用意されていて、ここは撮影可です。
床のテープらしきものは多分立ち位置の目安です。
8x10のカメラで撮影しているところの写真もあって、興味深いですね。
一流の写真家によるショットには学ぶところが多いですね。
伝記を買ってみました。
発売されたばかりのようです。
こちらは写真集の奥付です。
出版社は岩合さんの写真集やグッズなどを出している会社ですね。
熱狂的なファンというわけではないので知らなかったことも多いのですが、『麗しのサブリナ』を中心とするモノクロームの写真をずっと見ているとあのメイクやヘアメイク、そしてジバンシィの衣装などオードリーのイメージを決定づけているものが全て計算され尽くした(悪い意味ではなく)ものであるのだなと感じました。
オフショットやほぼ引退してからの家族写真ではスターではなく一人の女性としての姿が見て取れます。
ファッションアイコンと言われるようになったオードリーですが、ジバンシィも言っているように天性のファッションセンスがあったようですね。
デザイン画を描いたり用意された衣装に対して考証を依頼したり。
女優といえば豊満でグラマラスな人が普通であった時代にそれを根本から変えてしまったのがオードリーでした。
幼い頃からバレリーナを夢見てレッスンを受けていたオードリーですが、背が高すぎてプリマになるのは諦めなければならなかったとか。
でもスタイルと姿勢の良さは女優としての仕事に十分に活かされました。
今回の展示の中でも多くの写真を撮影していたマーク・ショウの写真集が 9年前に出ていました。
その8年後である昨年この写真集が他の写真家によるものやオードリーの他の映画の撮影中のショットなどを加えて出版されることになったのはどういう経緯によるものか、ちょっと興味はあります。
直接は関係はないのですが、こんな DVD が出ていたので買ってみました。
お正月にでもゆっくり視たいと思います。
オードリーの映画も。
明日の朝も更新はお休みさせていただきます。
「マイ・フェア・レディ」しか観たことないのですが、
オードリーが今ブームか何かなんでしょうか(@_@;)
by middrinn (2018-12-30 22:13)
middrinn さん、おはようございます。
日本では最も好きな映画に『ローマの休日』が挙げられることが多いです。
特に女性たちの間では『ローマの休日』や『麗しのサブリナ』のファッションも憧れの対象です。
原作のストリーを変更してまで作られた『ティファニーで朝食を』(原作者のカポーティはマリリン・モンローをイメージしていたのにモンローはイメージが固定するとして断ったためオードリーに変更されたのでかなり怒ったそうです)はジバンシーの衣装(”サブリナ” も)が彼女の魅力を大いに引き立てました。
書き直されてもなおこの映画のヒロインは自分とは全く異なる性格だから難しかったと言ったそうですが、サブリナ、ローマ、ティファニーの三本が彼女のイメージを決定づけてそれを永遠のものにしたのだろうと思います。
『シャレード』『マイ・フェア・レディ』も同じくらい人気はありますが、『マイ・フェア・レディ』では歌を大部分吹きかえられたのが屈辱として、吹きかえられると知っていたら出なかったと言ったそうですが、それは声のキーが合わなかったのが大きな理由だとか。
もともとミュージカルの端役で出ていたところをスカウトされたので少しは自信があったのかもしれませんが、出演していたミュージカルも何とか掴んだというレヴェルであったようですからミュージカルが原作の映画のヒロインは重圧であったかもしれません。
その舞台で主役だったジュリー・アンドリュースを推す声もあったそうですが、ジュリーがやっていたら吹き替えはなかったでしょう。映画会社ではオードリーの方が確実に当たるという判断だったそうです。アカデミー賞ではジュリーに主演女優賞(多分『メリー・ポピンズ』)に奪われて八つ当たりしたとか。
『戦争と平和』『緑の館』『許されざる者』(唯一の西部劇)はそれほど人気は高くはありませんが、『尼僧物語』はファンの間では人気があるようです。
これらの多くに関連する写真が展示されていました。
彼女が今でも支持されているのは家庭を何よりも大事にしたこと、晩年ユニセフ親善大使として活動したことも大きいでしょう。
映画のオファーが多数あったにもかかわらず出演を限ったのは第一には家庭を大事にしたからですが、製作される映画の傾向が変わってしまったことも大きいと言われています。
by センニン (2018-12-31 12:01)