"Habanera" の フルートまたはヴァイオリン用の楽譜 [楽譜]
パート譜ができました。
43小節目(下から二段目の一番左)と 59小節目(一番下の段の一番右)はこの通り再生すると意図した通りにはなってくれないので録音用に別の楽譜を書いています。
二コーラス目である 104小節目と最後から二小節目である 121小節目も同じです。
再生できない場合、ダウンロードは🎵こちら
音源も作りました。
前回は伴奏だけでしたが、それに少々手を加え、ソロをヴァイオリンで入れてあります。
フルートにすることも簡単ですが、ひとまずヴァイオリンで。
この音源、なぜか iPad では表示されず聴く事ができません。
なぜでしょうね。
このソロを抜いて録音すれば本番用の伴奏になります。
当初伴奏だけの音源で合わせようとしたのですが、タイミングを合わせるのが難しいので実際の演奏に近いソロを入れてみたというわけです。
あとは練習、です。
学生の頃いつも暇があるとオペラの総譜を見ているのがいましたが、
実際に演奏でもあんな分厚いのを使うのでしょうか。
by 青竹 (2012-10-22 15:41)
青竹 さん、こんばんは。
分厚い譜面は指揮者の譜面台に置かれます。
全部のパートが書かれているので膨大な量になります。
演奏者の譜面はページ数は多いものの本のように厚いわけではありません。
例えばこの曲についてはティンパニとトランペットは最後の小節にしか出番がありません。
『新世界』のシンバルも一回だけというのは良く知られています。
あの曲、 Tuba も出番がわずかですが、以前ご紹介しました佐伯茂樹さんの本によれば、校訂したブラームスが間違えたのがそのままになっているらしいです。
by センニン (2012-10-22 21:32)
ぶらぼー!プロ級ですね!
音量の調節も凄く良く出来ていて感心しました。
コーラスの出だしがかわいい~^^
ソロがフェルマータのように音を伸ばすところはどうされたのですか?
センニンさんのような方がアンサンブルの一員にいらっしゃると
それだけでレベルが上がりますね。羨ましい~!
by Halumi (2012-10-27 21:31)
Halumi さん、おはようございます。
良い評価、嬉しいです。
音量についてはまだ改善の余地があるとは思います。
車の中で聴くと pp は微かで ff はうるさいです。
しかし静かな環境ならこれくらいで良いのかもしれませんね。
オリジナルの譜面とは強弱を少し変えています。
tutti の箇所はオリジナルでは f ですが、ホルン以外は合唱も含めて ff にしています。
基本的なバランスは調整済なのですが、ホルンは ff では目立ちすぎるのです。
そのほかチェロにはスタッカートしか指示がないのですが、一拍目に > をつけています。こうしないと歯切れが悪いのです。二拍目と三拍目にも付けてみましたが、あまり変わりませんでした。ヴァイオリンのレッスンで実感しましたが、弦楽器のスタッカートは管楽器やピアノとは全然違いますね。
コーラスは Ah とか Ooh しかないのでどうかと思いましたが、意外に感じが出ました。
ラトルやカラヤンの録音を聴くと合唱の迫力がすごいです。
なので tutti では f の指示のところ ff にしています。
60小節目からの四小節の間奏に相当する部分もファゴット以外の木管は ff、ファゴット f、ホルン mf というバランスで弦楽器は fff です。
さらに楽譜にはない dim. をパートによって加えています。
他はほぼ楽譜の通りで、全体のバランスを調整しています。
弦楽器や合唱は人数によりますので Finale もその辺の加減ができるようになると良いのにと今回感じました。
ソロのフェルマータは苦労しましたが、フェルマータ記号だけでは単純に二倍でもない妙な長さになってしまいます。
そこでテンポを落とすことで対応しました。印刷譜を作る必要がなければ小節(2/4 や 1/4 などもあり)を追加するという手もあります。
全体のテンポは間奏の部分で一小節毎に速度を落とし、後半は前半より遅いテンポにしています。
こうした調整を実演では指揮者が行うのですね。
ちょっとした指揮者気分でした。
by センニン (2012-10-28 07:52)