KPM の素晴らしい陶板画:西洋アンティークフェア [KPM]
KPM porcelain plaque "Rachel!"
千葉そごう 9F のベルロワイヤルさんでは西洋アンティークフェアが行われています。
場所は滝の広場の脇で 8日まで、その後三省堂書店前で 15日までです。
普段は並ばない珍しくも素敵な C&S やお皿などのアンティークがたくさん並べられています。
これはウェッジウッドのプラチナ彩の C&S です。
お値段も割とお手頃です。
さてそんな中店内に飾られた陶板画(plaque)に眼を奪われました。
美術館のような雰囲気ですが、X-Pro1 でホワイトバランスを合わせて撮っています。
KPM(ベルリン王立磁器製陶所 <Königliche Porzellan-Manufaktur Berlin>)の 1900年頃の作品です。
カンヴァスに描かれたものではなく、焼物です。
驚くのは肌の質感です。
今までに見たどの KPM とも違って、KPM のイメージを改めさせる見事さです。
まるで血が通っているように生き生きとしていて、触れたら温かいのではないかと思えるほどです。
感嘆符がつけられている(レイチェル!)のはおそらくモデルになった人の名前でしょう。
下はルフェーヴルと読めます。ペインターの名前かもしれません。
上部にはメーカーのマークがあります。
眼を奪われて魂も奪われそうですが、お値段がとても高貴です。
手の届かぬ夢でしょうか。
※オリジナルが判明しました。
Rachel
JULES-JOSEPH LEFEBVRE
French, 1834 - 1911
独特の透明感溢れる肌の色ときめ細かさですね。
うっとりしてしまいます。
by 青竹 (2012-10-03 14:47)
青竹 さん、こんばんは。
私もうっとりしています。
これだけ自然な肌を描くだけでも並みの技量ではないと思えますが、焼き上がりでこれだけのものが定着されるというのは私などの想像の及ばない世界です。
by センニン (2012-10-03 20:40)