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Dover版と ALKOR 版:"Habanera" [楽譜]

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伴奏音源作りの準備として Dover版(グランド・オペラ版)と ALKOR版(エーザー校訂。オペラ・コミーク座へ回帰)を比較しました。

結論としては "Habanera" についてはわずかな違いを除いて同じでした。


まず編成です。

Dover版

 Flute I

 Flute II

 2 Oboes

 2 Clarinets in A

 2 Bassoons


 2 Horns in D

 2 Horns in C


 Tympani

 Triangle

 Tambourine


 Violins I

 Violins II

 Violas


  Carmen

  Chorus of Cigarette-girls

  Chorus of young people

  Chorus of the Citizens


 Cellos

 Basses


ALKOR版

 Fl.

 Ob.

 Cl. La

 Fg.


 Cor. Fa


 Trg.

 Tamburino

 Pk.


 Volini I

 Violini II

 Viole

 Violoncelli

 Cb.


  Carmen

  S.

  A.

  T.


表記は原文のままです。



bcz2012_0917_134857AA.jpg


これは ALKOR版の楽器編成ですが、それぞれの曲の冒頭には上記のように書かれています。

Pk. とは何だろうと思いましたが、この一覧によりますと Timbles です。

普通ティンバレスと言うとラテン音楽で使われるスネアドラムの下を切ったような楽器を二つ以上繋げたものを連想しますが、検索してみましたところティンパニの画像もたくさん出てきて Timbales と書かれていますのでこれはティンパニのことと解釈して良いでしょう。


細かい違いとしては

 Dover版:Cigarette-girls が Soprani

 Alkor版 :Soprano Alto

となっています。


また

 Dover版:Hn D, Hn C

 Alkor版 :Hn F

となっていますが、実音は同じです。


タンブリンの譜面にやや違いがあります。

 Dover版:80小節目から Trg. と Tb. が同時に演奏する。

 Alkor版 :80小節目からは Trg. だけが演奏し、96小節目からタンブリンが加わる。


bcz2012_0917_122258AA2.jpg


ほぼ同じである事が確認できましたのでぼちぼち入力に取りかかる事にします。


 



 

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コメント 2

青竹

楽譜が読めると良いですね。
私は読譜出来ないので、いつもピアニストに
旋律を弾いてもらって練習していました。
by 青竹 (2012-09-18 14:19) 

センニン

青竹 さん、こんばんは。
お父さんはプロでいらしたのでしたね。
私は全くそういう環境には縁がありませんでした。
楽譜が読めるようになったのは中学生になって楽器を手にしてからです。
我が家がピアノがある家だったらどうだっただろうとたまに想像します。
by センニン (2012-09-18 21:04) 

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