SSブログ

アウガルテン展示会補遺 [アウガルテン]

agtz2011_0629_132202AA.jpg

先日掲載したアウガルテンのボックスですが、解説を写しておきましたので掲載しておきます。


agtz2011_0629_135513AA.jpg

agtz2011_0629_132918AA.jpg

本来はポットとして作られたのですね。
大事なものを入れるボックスとしても素敵ですね。
日本の香炉の影響があるというのも興味深いですね。

色の再現が難しいです。
WB を白熱灯に合わせたものとそうでないものそれぞれを補正しています。
やっているうちにどれが本当の色だったのかわからなくなってしまいました。
こういう時は紙の色を基準にするのですが、ガラス越しで反射もあるのでコントラストも低下しています。
出来るものなら自宅の装置で撮ってみたいですね。


agtz2011_0629_134133AA.jpg

ユニークな動物のオーケストラです。

agz2011_0629_133918AA.jpg

もし一つ買えるとするならワニが良いですね。


agtz2011_0629_134151AA.jpg

ヨーゼフ・ホフマンのデザインです。
ここでは「ミス」と書かれていますが、「ミス R(リッチ)」と表記しているものもあります。


agz2011_0629_131145AA.jpg

とても魅力的ですが、思ったより大きいです。


az2011_0629_144652AA.jpg

さてアウガルテンを代表するこれ、マリア・テレジアです。
このシリーズもシェイプがいくつかあるそうで、これはベルヴェデーレ (114) シェイプというものです。DM のチラシによれば「オーストリア大使公邸コレクション」です。
どういう意味かと言いますと、オーストリア大使公邸で実際に使われているものだという事で、更には一般の販売店では注文できずここでの展示会でしか買えないという事です。
ちょっと説明を加えますと、当日あの場所では実際にお金を払って品物を持って帰ることはできないのです。展示会であり商談会であるというわけです。
確かにあの場所は外国の大使館の中ですので日本であって日本ではないのです。

では通常購入できる「マリア・テレジア」はと言うと、実物を見ていないのでカタログの写真でご勘弁いただきたいのですが、次のようなものです。


agtz2011_0704_215915AA.jpg

agtz2011_0704_215945AA.jpg

ティーカップもこんな感じです。
目立つ特徴は把手ですね。

お気づきになりましたでしょうか?
冒頭のボックスの把手と同じデザインですね。


アウガルテンという窯自体の事についてはまた別の機会に取り上げたいと思います。
nice!(7)  コメント(6)  トラックバック(0) 
共通テーマ:アート

nice! 7

コメント 6

夢旅人と夢見るお姫様

本当に綺麗ですね。

磁器は陶器と違い、薄くて(此れがいい)固く、地肌が素敵です。

「ミス・リッチ」の幾何学模様、「マリア・テレジア」の上品な色使い、

価値が判らずとも“美しい・綺麗”とは、感じますね。そう!誰でも、ね。

私の知人で、外国の陶芸家がいます。

今日のブログにUPします。見てくださいね。


by 夢旅人と夢見るお姫様 (2011-07-05 06:48) 

夢旅人と夢見るお姫様

ため息出ますね・・・(ほうぅっ!)

アウガルテンはお値段的に「難しい」ですねToT
「マリア・テレジア」より「オールド・ウィンナーローズ」の方が好きですが、
これまた難しい・・・。
せめて、ヘレンドの「ウィーンの薔薇」くらいでしょうか^^;

昔まだ若かった頃(笑)は、磁器よりも陶器の方に興味がありましたが、
ここ数年は海外のアンティークに興味が移りました。
といっても、高価なものは手に入れられませんので、カジュアルなものになりますが。

磁器の肌の美しさは、若かった頃のお肌を彷彿とさせます。
あ、そこまで綺麗じゃありませんでしたが^^;

もっと色々なお品が見てみたいです。
もちろん写真ではなく・・・。

ほんとに夢見てるお姫様♪
by 夢旅人と夢見るお姫様 (2011-07-05 11:58) 

みどり

ワニ君、楽しそうですね
私はテンション上がってる手前の子が気になりますけど誰なんでしょう?
ウサギ・・・じゃなくて・・・誰?

赤い色が使われてるのもいいですね

買えないのでここに預けておきますか(笑)


by みどり (2011-07-05 13:57) 

センニン

夢旅人さん、こんばんは。
ぜひ実物に触れてみていただきたいですね。
魯山人ではありませんが食器は料理を持ってこそ、食事に使用してこそと思います。
私もこの器でコーヒーをいただく事ができ、本当に充実した体験でした。

ご紹介いただいた陶芸家の方、サイトを拝見しました。
フローラダニカの絵付けをなさっていた方とは驚きです。
我が家のそれももしかするとその方がと想像しました。
by センニン (2011-07-05 21:06) 

センニン

夢見るお姫様 さん、こんばんは。
オールド・ウィンナーローズは優しい色使いで一番お手頃でもあります。
マイセンで白磁が焼けるようになるまでは白い肌は金と同じくらい本当に高価なものでした。大きな壷が金で出来ていると考えると気が遠くなりそうですね。

ヘレンドも白が美しいですね。

本物を見る事、実物を見る事、ああこれは音楽でも同じでですね。
by センニン (2011-07-05 21:14) 

センニン

みどり さん、こんばんは。
動物たちは サイ、カバ、アシカ、ゾウ、ワニ の五種類だそうですが、この写真ではわかりづらいですね。
アシカ、ワニ、ゾウ でない事は確かですのでサイかカバでしょうが、角がないので多分カバでしょう。ちょっとスリムに見えますが、多分そうでしょう。色からすると女の子でしょうか。紅一点ですね (^^)

これらの動物たち、結構お高いようで、ほとんど色がないもので 八万円くらいするようです。この女の子は多分十万円を超えるでしょう。
別世界ですね。
by センニン (2011-07-05 21:20) 

トラックバック 0

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。