クリムトの「生命の樹」:アウガルテンの陶板 [アウガルテン]
以前オーストリア大使館で見たクリムトをモチーフにした陶板を再度撮ることができました。
オリジナルは絵画ではなくて個人の邸宅の壁画です。
http://www.salvastyle.com/menu_symbolism/klimt_stoclefriesa.html
楕円形の陶板というのも珍しいのですが、色あいといい、渦を作る枝といい、何を表すのか分からない物たちといい、不思議な魅力がある作品です。
なお、クリムトの没年は 1909年ですので著作権は切れています。
下部には草花や蝶が描かれています。
最も印象的な中心部やや右寄りの部分です。
隼のような鳥が描かれています。
二つの目が重なったようなクラゲのようなものは果実なのでしょうか。
緑の三角が連なったものは虫でしょうか葉でしょうか。
50枚だけ作られるうちの 2番目です。
陶器は焼きという作業があるので線や色を狙い通りに出すのは非常に難しいのです。
この陶板を焼いたアウガルテンの職人の腕の確かさが分かろうというものです。
クリムトが特に好きだという訳ではないのですが、なぜか気になる作品です。
うわー! あっし好みでやす\(◎o◎)/
by ぼんぼちぼちぼち (2011-01-19 12:42)
ぼんぼちぼちぼち さん、こんばんは。
とても個性的で魅力的ですね。
陶板は絵画などより変退色の心配が少ないと思いますので飾る場所も選びやすいかもしれません。
これはもう行き先が決まっていますが、1番目はともかくあと 47枚あるでしょうから探されてみてはいかがでしょうか。
by センニン (2011-01-19 20:44)
検索していたら辿りつきました。
大変貴重なお写真を拝見させていただきました!!
番号からしてかなりベテランさんかなと思います。
クリムトの作品はこういう抽象的なものばかりかと思えば、とても写実的なものもあって、本当に奥が深いなぁと思わせる画家だと感じています。
残り47枚の1枚にめぐり合えると夢見て。
by リーベ (2011-06-14 16:53)
リーベ さん、初めまして。
コメントありがとうございます。
クリムトについては私もよく知られた作品しか知らなかったのですが、あれ以降画集などを買って少し勉強しました。
おっしゃる通り非常に写実的な作品がある事を知って認識を新たにしました。
ベテランというわけではないですし、他の番号でも一向にかまわなかったのですが、招待してくれた販売店の店長が是非これをと言ってくれたのです。
よく考えたら残りは 48枚ですね (^^;)
この作品が含まれる「ストックレー・フリーズ」の事も調べました。
一つの作品をきっかけにして知らなかった世界を知る事ができるのは喜びですね。
by センニン (2011-06-14 20:54)