白ワインで作る完熟ブルーベリージャム [手作り]
予定通り午前と午後に摘み取ったブルーベリーでジャムを作りました。
上の写真は前回作った白ワイン使用のジャムをオールドバカラのシャンパンクープに置いて撮ってみたものです。今回からライトボックスを使っています。
1.4kg のブルーベリーは平皿2枚に山盛りです。
窓際の自然光ですが、今までとは光の当て方を変えています。
冷蔵庫から出したところなので水滴が付いています。
左端に近い位置の、花が落ちたあとが平らになっているものがティフブルー、星形や尖ったようになって残っているものがノビリス( T-100)です。
ワインは前回と同じ無添加のものを用意しました。
コルク抜きも新調しました。
瓶の口を挟み込んで螺旋状の針を真ん中に当てたらまずねじ込んで行きます。
回す部分(ハンドル)が器具に接触してからも回し続けると、今度はコルクが上がってきます。
力は要らず、女性でも楽々です。
ソムリエナイフはかっこいいですが、コルクが長いと抜きにくい事があります。
T字型のものは安価ですが、コルクを抜き取るのに結構力が必要です。
レバー式やウィング式、ガス式、電池式などいろいろありますが、このコルク抜きはコルクスクリューと呼ばれるタイプで、スマートで楽でかさばらずホイルカッターも内蔵しているのでお勧めです。
AdHoc VINOTAS コルクスクリュー 018FP2121
- 出版社/メーカー: 貝印
- メディア: ホーム&キッチン
さてまずブルーベリーの果実を準備します。
ひとつづつ指でつまんで感触を確かめながら傷のあるものや過熟になったもの、萎んでしまっているものなどを選り分けます。
その後写真のようにボウルとパンチングメタルのざるで埃などを落とすため水洗いします。
洗ったものを計量する時は再度ひと粒づつ指で確かめながらざるから拾います。
今回は 600g を一度に使います。
ワインはボトル一本、720ml を使用します。
事前にグラニュー糖も計量して一回目投入用と二回目投入用に分けておきます。
今回はペクチンは使いません。
強火で加熱を始めるとワイン特有の細かい泡が発生し始めます。
沸騰したら中火に落とし、加熱を続けます。
この間アク取りを十分に行います。
グラニュー糖を投入すると泡の粘度が増します。
二回目投入後はさらに粘っこくなります。
掬えるものもドロドロになってきます。
煮詰め具合を確かめ、頃合いを見てスチーマーにセットしておいた瓶に詰めます。
適量を詰めたら軽く蓋をし、加熱を続けます。
中身の温度が 90℃を超えたら加熱を終了し、蓋をきつく閉めてスチーマーから取り出し、逆さまに置きます。
逆さまに置くのは蓋がきちんと閉まっている事の確認と、蓋を熱いジャムに触れさせて雑菌を排除するためです。
今回も少し固めに仕上がってしまいました。
蓋に触れていませんね。もう少し軟らかくないといけません。
果実分はたっぷりです。
ワインのおかげか色あいも深みが出ているようです。
滴が大きくなってやがて落ちます。
手でさわれる程度の温度になるまでこのまま待ちます。
適温になったら流水で冷やします。
できた量は 200gの瓶二つと 130g程の瓶1つと半分くらいです。
クープに盛ってみたものは前回作ったものですが、もう少し軟らかい方が良い仕上がりでしたが、味わいは濃厚で滑らか、口当たりも滑らかでした。種などはそれほど気になりません。
先程今日作ったものを食べてみましたが、前回よりは軟らかさは良好です。
味わいは一層濃厚でした。普通のものに馴れた舌には濃厚に過ぎるかもしれません。
種などは作っているときの印象とは違い少し舌に残りますが、これは多分詰めた瓶によって異なります。開けたのは中途半端な量になってしまった瓶なので鍋に最後に残った部分ですから、種などが多かったのだろうと思います。
続いて明日は二回目の様子をアップします。
ジャムも美味しそうに見えます。
ブルーベリーの写真も素敵ですね。
私は慣れているので、いつもソムリエナイフですが、T字のものは苦手です。
ホイルカッターの付いているコルクスクリューは便利そうですね。
バンザイをする(ような)オープナーも結構使いやすいです。
by nyankome (2010-09-12 23:06)
センニンさんは、いつもとても根気のいる作業を丁寧におやりになるのですね。
ある種の職人魂をお持ちなのだと思います。
恐らく楽器の演奏にもしれが現れていることでしょう。
by ながぐつ (2010-09-13 08:36)
nyankome さん、こんばんは。
ソムリエナイフが王道ですね。
我が家では酒を飲む人がいないのでT字型のものさえなかった事に前回はたと気づきました。
幸い缶切りと栓抜きが一緒になったツールにコルク抜きが付いていた事に気付き、なんとか開ける事ができました。
両側にレバーが付いているタイプもよく使われているようですね。
ワインのような奥の深い世界には道具にこだわるという楽しみがありますね。
by センニン (2010-09-13 20:18)
ながぐつ さん、こんばんは。
楽しみながらやっているので根気が必要という意識は全然ありません。
今の仕事はものを作るという世界からはかなり遠いところにあるのですが、本当は楽器を作る仕事がしたかったのです。反対されて今に至っていますが、意思を貫いていたらどうだったろうかと思う事もあります。
演奏、どうでしょうか。まだまだだという事は自分でよくわかっています。
by センニン (2010-09-13 20:23)