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静かに今年を送る:フォーレのレクイエム [好きな歌]

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あまりに変わっているので条件の良いときに撮り直してみました。



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渦状になっています。


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小さな部分を拡大すると大きなものと同じ形をしています。
フラクタルを連想してしまいます。


さてもう今年もあと数時間で終わりです。
今年は大きな変化がありました。
いつもは第九でも聴きながらのほほんと送る年の暮れですが、今年は静かにレクイエムを聴きながら過ごします。

死者のためのミサ曲、モーツァルトやヴェルディ、ブラームスなど名曲がたくさんあります。
モーツァルトのレクイエムが一番好きなのですが、これについては書きたい材料がたくさんありますので別の機会に取り上げることにします。

今日はフォーレ。
写真の盤はミシェル・コルボが初めて録音したフォーレのレクイエムで、ボーイソプラノを起用していることで知られています。
長らくカタログから消えていたのですが、しばらく前に再発売になりました。
コルボ自身もこれ以後はボーイソプラノを起用していませんが、清らかさは良いが難がないわけではないと言われたボーイソプラノをなぜ起用したのか謎でした。

再発売されたこの盤ではコルボ自身が録音当時の事情について語った内容が収録されているとあったので、既に持っているのですが買ってみました。
それによりますと、コルボの合唱指揮の師であったおじのアンドレ・コルボが亡くなったとき、彼が計画していたフォーレのレクイエムの演奏会の計画を引き継ぎ、その合唱団であったサン・ピエール=オ=リアン・ド・ビュル聖歌隊を指揮したそうですが、ソプラノのソリストもその聖歌隊から選んだそうです。
メンバーも親しい人の死を身近に経験して、その演奏は非常に感動的であったと言っています。
そのときソリストを務めたアラン・クレマンは録音後10日ほどで声変わりしてしまったそうです。

フォーレ自身がボーイソプラノを指定したわけではないそうですが、五つある版のうち二つ目ではボーイソプラノの指定があるそうです。
コルボの考えではフォーレは「少年のような」声を想定していたに違いないとか。
その後のコルボの組織したローザンヌ声楽アンサンブルとの録音でも少年のような澄んだ声と心の歌手を選んでいるそうです。

今でもあの時の高揚感は特別であったそうです。
そんな特別なソプラノで聴く「ピエ・イエズス」、一度聴いてみる価値はあります。


今年は読んでくださる方がだいぶ増えました。
その日の出来事を綴るだけではそれで終わってしまいます。
いつもというわけには行きませんが、訪れてくださった方に何か持ち帰っていただけるような記事を心がけたいと思って更新を続けて来ました。
来年がどんな年になるか予想がつきません。
近年は考えられないような悲しい出来事も現実に起こっています。
以前勤務していたことのある東金市でも理解できない事件が起こってしまいました。

来年は丑年。
ネズミに先を越されてもいいですから実直に歩みを進める年であって欲しいと思います。

喪中に付き新年のご挨拶ができません。
皆様にとって来年が良い年でありますようにお祈り致します。


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middrinn

これにはびっくりしました( ̄◇ ̄;)
たしかにフラクタルっぽい(^_^;)
by middrinn (2018-06-11 20:37) 

センニン

middrinn さん、こんばんは。
親戚が持ってきたので最初は名前がわかりませんが、検索の結果ブロッコリー・ロマネスコというものと判明しました。
名前に反してカリフラワーに近いようです。
by センニン (2018-06-11 20:45) 

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