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LAFIN は BRANNEN から [楽器]

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驚いてしまいました。
先日試奏した頭部管の LAFIN、現在 14k 製のものしか作っていないとは聞いていたのですが、後継者がいないのがその理由との事でした。

ところが今月 7日に BRANNEN BROTHERS が発表したのは LAFIN は今後 BRANNEN BROTHERS のもとで独占的に製造、販売されるというニュースでした。
J. Rainer Lafin 氏の指導のもとで作られる LAFIN 頭部管は "Lafin -Style" ではなくて "genuine" で "original" な LAFIN であるとしています。

http://www.brannenflutes.com/news.html
http://www.lafin-at-brannen.com/


ストラディヴァリのように技術を墓に持って行ってしまうのか、後世に伝えるのか、技術者としては悩むのでしょう。
Lafin氏は頭部管「御殿」を建てたと言われるくらいですから、経済的な事は理由ではないはずです。


今後 Lafin氏が自ら頭部管を作る事があるのかどうかは分かりませんが、BRANNEN BROTHERS を通じてしか LAFIN を入手できないのならば Lafin氏自身が製作したものを、と希望しても無理だろうと思います。
あるいは特別なモデルとして戦略的に Lafin氏自身が手がけたモデルをラインナップするという事も考えられなくはありませんが、可能性は低いだろうと思います。

ともあれ Lafin氏自身が作るからこその評価であるとすれば、現在店頭に並んでいる LAFIN が、評価に値する最後の製品になるのかもしれません。

BRANNEN BROTHERS ではもちろん Lafin氏自身が認めたものでなければ LAFIN として出荷する事はしないでしょうが、Lafin氏自身が妥協を排し続けられるのかどうか、今後ずっとそうであり続けられるのか、懸念を完全に拭い去る事はできません。

Lafin氏が手掛けた LAFIN を、とお考えの方、今が決断の時かもしれません。
私は実は先日購入してしまいました (^^)v
もちろんこんな事態を想像していたわけではありません。

BRANNEN の本体一式と SHERIDAN と LAFIN の頭部管計2本。
それが一緒に収まるハードケースを先日発注しました。
それを収められるケースカバーを探しています。
ラモ・サウンドを訪れたのはそれが理由だったのです。

NAHOK に問い合わせたところ、さかはし氏の提案になる Wケースが一点ものとして製作されたと聞きましたので、注文しました。
ダブルケースを収めてもまだ余裕があるサイズですので大丈夫ではないかと思っています。

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